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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#12
VERMILION&PLATINUM DANCE
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踊る、灼紅(しゃっこう)の大太刀。 
 ソレは。
 DIOとの戦いによって己の未熟さを悔いたシャナの、
血の滲むような鍛錬の結晶の末に生み出された、新しい炎刃の(カタチ)
“火炎そのもの” ではなく、熱をより強力に円環状に集束させ、
加粒子に近い状態で刀身内部に宿らせる。
 その為に持続力は低下し、存在の力も多く喰うが威力は飛躍的に上昇した。 
 強靭無比。閃熱(せんねつ)の劫刃。
『贄殿遮那・煉獄(れんごく)ノ太刀』
 本能的に危機を察知したのか 「肉の芽」 は、
花京院の額の皮膚と癒着していた触手を全て剥離(はくり)させ
本体を摘出しようとする承太郎へと一斉に襲い掛かった。
 しかしそれら全部まとめて朱の軌跡を描いて空間を疾走する
紅蓮の劫刃に両断され、そして今度は再生前に全て蒸発する。
「UUUUUUUGYYYYYYYYYYYY―――――――――――!!!!」
 スタープラチナの引き絞られた指先に掴まれている 「肉の芽」 の本体は、
奇声を上げて蠢き再び触手を量産し始めた。
 ものの数秒で先程の数の倍はある触手が再生を完了し、
死体に群がる禿鷲のように大挙して承太郎の生身の手へと襲い掛かる。
「ッッシィィィ!!」
 しかしそれすらも、キレのある喊声と共に瞬時に空間を疾走する
灼熱の斬撃によって全てバラバラに斬り落とされた。
「その調子だ! 「肉の芽」 の触手を一本たりともこっちによこすんじゃあねーぜ!」
「うるさいうるさいうるさい! 誰に向かって言ってるの!」
 出逢って一日の二人が、まるで十年来の相棒(パートナー)同士のような
優れた連携を見せつける。
(いかせるわけ……ないでしょ……おまえの所になんか……絶対にッ!)
 シャナはそう強く己の胸に誓い大刀を振り乱した。
「ッッ!!」
 不意に、頑なに閉じられていた花京院の両眼が見開く。
 清廉な琥珀色の双眸が、真正面から承太郎の姿を捉えた。
「…………空……条……? お……まえ……」
 眼前の事態がとても信じられないのか、花京院は驚愕の表情で承太郎を見る。
「ジッとしてな。花京院。動けばテメーの脳は永遠にお陀仏(だぶつ)だぜ」
 承太郎は花京院が目覚めた事など意に返さずそれだけ告げると、
全身の神経が指先で一体化したような精密な動きで
微細な振動すら起こさず 「肉の芽」 の本体を抜いていった。
「む……ぅぅ……」
 ジョセフは、今、自分の目の前で行われている
壮絶なる光景に想わず息を呑んだ。
(ワシの孫は、いや、孫 “達” は……全くなんて奴らだ……ッ!
承太郎は熟練の外科医でも不可能な 「肉の芽」 の摘出手術を行っているにも関わらず、
その手(さば)きは冷静そのもの……! 
本体もスタンドも震
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