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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#11
闇夜の血闘 紅の魔術師VS幽血の統世王V 〜World's End〜
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を、DIOは悪魔の微笑を浮かべて満足気に見つめる。
「もう止めたまえ。私は君が気に入った。
どうだね? 私と 「友達」 にならないか?
君にも私と同じ “永遠の力” を与えてあげよう。
きっと今以上に強くなることが出来る」
「フザけるなッ!」
 シャナは鋭く叫び悪魔の誘惑を刎ねつけた。
「フザけてなどいない。本当の事さ。
“殺す気ならとっくにそうしていた”
今のスタンド攻撃、まさか本気で撃ったと思っているのか?
それが理解(わか)らない君じゃないだろう? マジシャンズ」
 宥めるように優しく、労るように甘い声、
先刻までと同一人物とはとても想えない。
「……く……ッ!」
 それは、解っていた。
 露骨に手を抜いていた。
 屈辱感に、怒りが燃え上がる。
「っこの、舐めるな……! 痛ッ!?」
 そのまま走ろうとしたが、体中を走る激痛に思わず膝をつく。
 穏やかなDIOの声が、再び優しく、子供に言い聞かせるように耳朶(じだ)を揺らす。 
「無理はよくない。これから私に仕える大切な躰だ。
それに君は何か勘違いをしている。
“私に敵わないからといって、それは決して君が弱いという事ではない”
寧ろ敬意を表したい位だ。
私の腕を斬り落とした人間は、ジョナサン・ジョースター以外では君が初めてだからな」
 女神さえも下僕に(かしず)かせるような甘い微笑を口元に浮かべると、
DIO澄んだ音を響かせながらを拍手をシャナに送った。
 追いつめられた精神に、魔薬のような声と魔皇の賛美が同時に響き
一片の容赦もなく心を蕩かす。 
「……誰……が……お……まえ……なん……かに……う……ぅ……」
 そんな自分自身を呪いながらもシャナは戦闘の思考を止めていなかった。
(アイツの『幽波紋(スタンド)』の動きは、悔しいけど見切れない。
今度攻撃されたら終わり。でも、なら、“使わせなければ良い”
アレだけ疾いならきっと、その 「操作」 も難しい筈。
接近すれば、近距離で使えば自分も攻撃に巻き込まれるから使えない)
 シャナは今までで最大の速度で、DIOの懐に飛び込もうと足裏に火の粉を集め始めた。
(アイツは今、私を格下だと思って油断してる。
構えも解いてる。やるなら今が好機(チャンス)
「ほう? 窮地にあっても闘志を失わないその瞳。
我が肉体、かつてのジョナサン・ジョースターにうり二つだ。
実に良い。ますます君が欲しくなった」
 DIOは拍手を止めると口元に笑みを浮かべたまま
ゆっくりと両手を前に差しだした。
「いいだろう。君には特別に見せてあげよう。我がスタンドの」
 DIOの悪魔の瞳がシャナの灼眼を真正面から鋭く射抜く。
「 “真の能力” を」
 その声と共に男の全身から闇夜のオーロラのよ
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