暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
Another story 素直な気持ちをこれからも
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んだった






















コンコン







「母さん?あいてるよ〜」




部屋の前に立っているのは母さんだと勘違いしているわね

余計に入りにくいわ....




ガチャ




しかし、ここで黙っているわけにもいかず、ゆっくりとドアノブをひねる




「お邪魔.....します」




「ん?....真姫?早かったね」




大地はこっちに見向きもせずカリカリと机に向かってシャーペンを走らせる

これから勉強するのに...真面目ね




「まぁちょっと....で、もうする?」




「ん〜...待っててこの問題解き終わったら」




相変わらず声だけで返事し、さも私に興味無さそうにする




その姿がなんとなくムカついた




「........」




部屋綺麗ね....綺麗といか....何もない感じ




「大地は漫画とか持ってないの?」




「漫画?そんなもんに時間取られるなら勉強する。つか、いい加減呼び捨てやめろ」




「《先輩禁止令》出たのに?」




「........まぁいい、ちょっと早いけど勉強始めるか」




やっと彼は私の方を見た.....寝不足なのかしら、目の下に隈ができてる




「ええ、じゃあお願いするわ」































私の苦手な科目は英語。大地はかなり得意みたいで英検準一級やTOEICなんか持っているらしい




大地の机はかなり大きくて、二人で並んでもスペースが有り余る

私がテキストと睨めっこしている隣で彼は英検一級のテキストを黙々と解いている....




よく解けるわね.....やっぱり頭の回転の違いかしら....




「ん?どうした?わからない問題あるのか?」




「ええと....ここの訳」




私はシャーペンでわからない問題を示す




「ふ〜ん......ファイトだよっ!」




「え?」




てっきり教えてくれるもんだとばかり思っていたから、彼の満面の笑顔つきの返答に驚く




わざとらしく大地は自分の解いている問題に目を戻す




というより....さっきのセリフって穂乃果のパクリよね?




「あの....教えてくれるんじゃないの?」


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