Another story 素直な気持ちをこれからも
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たことある《彼》とはもちろん大地のこと
「はぁ!?アイツが?なんで私があんなのと付き合わなきゃいけないのよ!イミワカンナイッ!」
「照れちゃって〜」
「うう.....」
あまりにもママが茶化してくるので逃げたいという一心で家を飛び出した
そして現在に至る
「はぁ......なにやってるのよ....」
自嘲気味に呟く
らしくないと自分でも思ってる。
合宿の時もそうだった....
馴染めない私を希が助けてくれて....それ影で見守っていた彼
嬉しかったっていうのは本音
私は大地の事が苦手なはずなのに.....
こんなにも大地のことが気になる
苦手なのに......気がつけば目の端に大地がいる
「あら?あなたは?」
「え?」
家の中から現れたのは若い女性....見た感じ30前半ってところかしら...
「えっと....こんにちは」
「こんにちは....もしかしてあなたが大地の言ってた《西木野》さん?」
名前を知っていて驚いたけどここは大地の家。
大地が私の事を家族に話しているという可能性もあるわけで...
「そうです...あの.....」
「あぁ、そうよね。私は大地の母よ。いつも大地がお世話になってます」
深々とお辞儀されたので私も一緒になって頭を下げる
まさか大地のママだとは思わなかったわ.....
私のママもあの容姿だし....ことりのママもあれだし.....穂乃果もママだって.....意外と若いママさんが揃ってるわ.....
身の回りにこんなに美人が多かったと思うと少し微妙な気分
「ところで西木野さんは大地と約束しているのよね?昨日大地が言ってたわ」
「はい、大地...先輩に勉強教えてもらおうかと...」
危うく大地ママの前で呼び捨てにするところを寸止めで訂正する
「そう!きっと大地暇してるわ、入っちゃいないよ」
「いいんですか?」
「大丈夫よ、ほらさぁさぁ!」
「え!?いやちょっと!」
私の抵抗は虚しく無視され大地ママに押されて部屋へ通される
そういえば私....男性の部屋に入るの初めてな
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