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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十一話 ファーストアラート 1
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ードメンバー誰もが同じだった。

ティアナも、エリオもキャロも埃まみれの汗まみれ。

アタッカーのスバルは、細かい傷も負っている。

「気ぃ抜かないでよね。六課の撃沈王さん」

「誰が撃沈王だ!誰が!」

的を得たティアナの言葉にアスカが食って掛かる。

「アスカの事じゃない」

無自覚にスバルが援護射撃をする。

「バリアの耐久力の限界まで頑張ってんだよ!」

二人のコンビネーションブローにアスカがむくれる。

そのアスカに、エリオとキャロが近づいた。

「ごめんなさい、アスカさん。本当なら、限界がくる前にボク達がガジェットを落とさなくちゃいけないのに……」

「私も、バリアの強化とかしなくちゃいけないのに……」

と二人で謝る。

「マジメか!って言いたいけどお前達良いヤツだあ!どこぞの二人に聞かせてやりたいぜ!」

がばっ!とエリオとキャロをまとめて抱きしめるアスカ。

(アスカの限界がくる前に、か。確かにね)

ティアナがエリオの言葉を反芻する。無限の耐久力を持つバリアなど存在しない。

アスカが囮になっているからこそできるコンビネーションもある。

(分かってるんだけどね。スバルとエリオの回転率を上げる事ができれば、アスカの負担を減らせる。でもその為には、アタシがもっと強くなってフォローできないとダメなんだ)

手にしたアンカーガンを強く握りしめるティアナ。

その時、なのはの集合が掛かった。

「はーい、整列!」

フォワード5人が なのはの前に駆け足で整列する。

バリアジャケットを身につけた なのはが、5人の頭上に浮かんでいた。

「じゃあ、本日の早朝訓練ラスト一本。みんな、まだ頑張れる?」

「「「「「はい!」」」」」

5人は疲れた身体にムチを打ち、大きな声で答えた。

「じゃあシュートイベーションをやるよ。レイジングハート」

なのは はレイジングハートを前に突き出す。

《All right Axel Shooter》

なのは の足下に魔法陣が現れ、その周囲にアクセルシューターが浮かび上がる。

数にして十個の魔法弾。

(さて、メインイベントだな)

ゴクリと喉を鳴らすアスカ。緊張した面もちでスバル達もその光景を見つめている。

「私の攻撃を5分間、被弾無しで回避しきるか、私にクリーンヒットを入れればクリア。誰か一人でも被弾したら最初からやり直しだよ」

なのは の周囲でアクセルシューターがグルングルンと音を立てて旋回している。

「頑張って行こう!」

「「「「「はい!」」」」」

答えた5人は素早く作戦を練る。

「このボロボロの状態で、なのはさんの攻撃を5分間、捌((
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