第26話 崩れる予感
[6/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
.なんで講堂の使用がくじ引きなわけ?」
「昔から伝統らしくて.....」
にこがむっつりとして眉をひそめる
つまり絵里さん曰く.....
講堂を使用するにはくじ引きで金のボールを当てないといけないらしい
それ以外はハズレで講堂が使えないとか....
絵里さんも眉をひそめる
.....つか、あんまりツッコミたくないんだけど、《帰宅部》って講堂使用する意味あるの?なにするわけ?
そもそも部活動に《帰宅部》が存在すること自体驚きなんだけど
「それでは茶道部どうぞ」
「は、はい!」
茶道部の生徒2人が前に進み、深呼吸してからガラガラを回す
ガラガラガラガラ.........コンコンコンコン
茶道部の出したボールの色は......
「茶道部!午後3時からの1時間の講堂の使用を許可します!」
「「やったぁぁっ!!!」」
二連続で金のボールが出てきた。
にこにもプレッシャーがかかる
「にこちゃん!がんばって!穂乃果も応援するから!」
「ぐっ....い、いくわよ!」
ズンズンと足音を鳴らしてガラガラの前に立つ先輩
その脇で穂乃果が『ファイトだよっ!にこちゃん!』と応援する
「そ、それではアイドル研究部....どうぞ」
にこは担当の生徒を凝視して威圧をかける
「見てなさい....!」
「が....がんばってください」
担当の生徒顔が引き攣ってるぞ....
にこがハンドルに手を掛ける
その様子を隣から応援する穂乃果
そして後ろから見守る俺、絵里さん、希、海未、ことり、1年生組
希は何か数珠みたいなのを手にして拝んでいる
「よし!うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
気合を入れてにこはハンドルを思い切り回す
ガラガラガラガラガラガラガラガラ........!
コンコンコンコン......
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ