第26話 崩れる予感
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雨は相変わらずザーザーと降り続けているが、なんとかライブを行う。
俺は一般の方の中に紛れ込んでその様子を伺う
雨の中なのに客がぞろぞろとやって来る
雨だけどそれ以上に見る価値のあるライブだと思って来てくれるのだろう....その様子を見て嬉しく思う反面、頭の中は具合の悪い穂乃果の顔がちらついて不安に思う
「それじゃあ!行こう!」
穂乃果の掛け声とともにμ'sは舞台へ上がる
そして、拍手の音が雨音をかき消す
お願いだ....神様でも仏様でもなんでもいい....
今日のライブを無事に終わらせてくれ.....
ダンスを間違えたっていい、歌詞を忘れたっていい。
心の底から無事に終わることを願うばかりだ
ギターの前奏と共にμ'sのライブは始まる
『No brand girls』
確かに観客の心を鷲掴みにしていたと思う。
この曲は元気な女の子の青春を強く印象づけるものとして海未が作詞してくれたもの。
そして、μ'sのダンスを見て、歓声を上げる人がいれば、サイリウムを振って応援する人もいる。
かなり出来の良いライブになったと言っても過言ではないだろう
バタンッ!!!
「「「「「「「穂乃果っ!?」」」」」」」
何が起こったのか頭の処理が追いつかず、立っていた。
あれ....?ライブは?穂乃果は?倒れた?
ダンスをやめたメンバーが穂乃果の倒れた穂乃果の周りに集まった時にようやく思考が動き出した
「穂乃果ぁっ!!!!!」
俺は観客を押しのけて押しのけて穂乃果の元に駆けつく。
「穂乃果!しっかりしろ!穂乃果!穂乃果!」
俺は穂乃果の上半身を起こし、揺さぶる
「すいません!メンバーにアクシデントがありました!」
ざわざわ五月蝿い観客に絵里さんが一言告げる
「穂乃果ちゃん!」
「どうしよう....熱が高い」
「絵里!ライブ続ける
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