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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第26話 崩れる予感
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す。




「うわぁ〜、すごい雨にゃ〜」




「お客さん全然見当たらないよ〜?」




「この雨だもの....しょうがないわ」




最悪だ.....文化祭で客が来ないとか。




「みんなダメだよ。暗くなってちゃ、アイドルは笑顔が大切だろ?」




暗い雰囲気をなんとかしようと俺はらしくもなくスマイルをつくる




「.......なんかキモチワルイ」




ばっさりだ〜!!ひでぇよツンデレ姫




「大地くんがそうやって笑うと、なんて変なこと考えてそうだにゃ」




「ちょっと凛ちゃん。そんなこと言っちゃダメだよ」




こんな状況でも俺の立場は変わらない....か




不憫だな俺も。




「ん?」




部室の隅で海未とことりが深刻そうな顔をして話し合っている




多方、留学の話をしているのだろう







「あれ?穂乃果は?」




絵里さんに言われてみれば.....やけに静かだなと思えばリーダーの穂乃果が来てないぞ




「まさか....遅刻とか言わへんやろね?」




「ま、まさか....ね」




やけに胸騒ぎがする

確かに穂乃果の寝坊は日常茶飯事。

朝練もよくサボるし、遅刻だって今に始まったことじゃない




だけど、このざわざわした感じはなんなんだろうか....




と、




「みんな〜.....おっはよ〜....」




噂をしてたらなんとか。穂乃果が遅れてやって来た




だけど何か変.....元気がないように見える




「穂乃果!」




「遅いわよ」




「ごめんね〜海未ちゃん、にこちゃん....」




直後、穂乃果はバランスを崩して隣のことりへ倒れ込む




「穂乃果ちゃん!?大丈夫?」




「ありがとことりちゃん、大丈夫〜大丈夫〜....」




その声はやけに小さく、穂乃果も喉を押さえてうなる




「穂乃果?声がちょっと変じゃない?」




「え!?そ、そうかな?のど飴舐めとくよ」




顔を真っ赤にして目もなんだかとろんとしている。

そして、声の違和感とふらつき




......間違いない




俺は確信した







「穂乃果、まずはすぐに着替えて。他のみんなは屋上に行って待機してて」




「え?でも穂乃
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