第26話 崩れる予感
[11/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
.」
心ここにあらずって状態のことり
その状態に気付かずベラベラと話し続ける穂乃果
2人の様子を不安そうに見つめる海未
「穂乃果、落ち着け」
これは止めないと収集がつかなくなりそうなので俺は穂乃果を静止させる
「これ以上みんなにオーバーワークさせるな。適度の休憩も大切なんだよ」
穂乃果の肩に手をのせる
「何言ってるの大くん!ラブライブは今のわたし達の目標なんだよ!そのためにここまで来たんだもん!」
「穂乃果!」
声を荒らげても穂乃果はビクともせずむしろ睨み返してくる
「なんで?後少しで手が届きそうなんだよ!夢の舞台まで数日しかないんだよ!ここで立ち止まってる暇なんてないんだよ!」
穂乃果にも頑張る言い分があるのだろう
だけど.....
「凛ちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫にゃ.....ちょっと疲れただけにゃ」
「無理しすぎよ凛は、ほら水よ」
「ありがと真姫ちゃん....」
1年生だけじゃない、希やにこやことり....海未や絵里さんまで肩が上下しているじゃないか
ここはマネージャーとしてみんなの事を考えなければならない
「穂乃果....いくら後少しだからといって休憩なしはだめだ。みんな怪我をしてラブライブ出られなくなったら元も子もないだろ!」
「でもここで諦めたらラブライブ出場が---「穂乃果!!!!!!」
いきなりの怒声にビクンと穂乃果は反応する
何事かと俺に注目が集まる
「穂乃果.....頑張るのはいいことだ、それ自体に文句が言いたいわけじゃない。だか周りをよく見てみろ!!みんな疲れてるんだ!!どうしてそれがお前にはわからない!!」
目を見開いた彼女はゆっくりと顔を動かして今どんな状態なのか確かめる
「........」
ぺたりと座り込む花陽、真姫
ベンチに座り込んで息を切らす希
屋上に寝転がる凛
そして不安げに穂乃果を見る絵里さん、海未、にこ、ことり
「.......」
「この状況を見てまだ続ける気があるか?」
「.....ごめんねみんな」
自分の失態に気づいた穂乃果は俯いて謝罪する
「よし...いい子だ。穂乃果も少し休め」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ