第25話 女の子らしさ
[11/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と思ったら
「あ〜.....落ちた」
「大地くんもういいよ、早く行こ?」
大地くんを引っ張ってもその場から離れようとせず、お金を次々とつぎ込む
お目当てのうさぎはクレーンに引っかかるもやっぱり途中で落ちる
何度も何度も....大地くんは取り憑かれたように同じ動作を繰り返す
「や、やった!!取れた〜!!」
激戦の末、大地くんはうさぎを手にして大喜びした。
そんなに欲しかったのかにゃ?
笑顔で戻ってきた大地くんはそのうさぎを凛に差し出してきた
「え?」
「ほら、受けとれよ」
「待って、凛は欲しいなんて言ってないよ」
嘘
「凛は---「んじゃあ俺が凛にあげたかったから。それでいいだろ?」
大地くんは凛の手を取り、うさぎを強引に渡す
「.....なんで?」
「なんでって....凛が欲しそうに見つめてたし。.....持ってる凛を想像したら....なんか可愛いなって....思ったから///」
「っ!!!///」
大地くんは顔を紅潮させて、そのまま背を向ける
「ほら、次いくぞ」
その時の大地くんの背中はとてもかっこよく見えた
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
正直な所、クレーンゲームの出費は痛かった
久しぶりにやったからどうなるかなと思ったけど、あそこまで酷いとは...
凛は両手にクレープを持ちながら嬉しそうに隣でかぶりついていた
財布の中身を確認
「....あと1000円とちょっと...」
最初の頃と比べて財布が軽くなったなと、悲しくなった
でも....凛が笑ってくれているから財布の重みなんてどうでもいいか
「ねぇ、凛たちは今どこに向かっているのかにゃ?」
「ま〜もう少しで着くよ。つか、ほっぺにクリームついてんぞ」
「え?どこどこ?」
凛はほっぺを触るも見当違いなところを触っているのでなかなか取れない
仕方ないと思い、俺は自分の手でクリームを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ