第25話 女の子らしさ
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校して、授業中は爆睡して、昼食をとり、午後の授業も爆睡して先生に見つかる。放課後は屋上で練習をして1日の学校生活は終わる
だけど1つだけ変わったことがあった
希といることが多くなった。
合宿で希が中学の時に別れた少女だと知ったことにより、俺は中学時代に戻ったような錯覚に陥っていた
朝、待ち合わせしてから下校するまでほとんど希が隣にいた
希の気持ちも知ってるし、無下にするつもりもない
相手にされなくなった穂乃果は、わざわざ希と一緒にいさせまいと無理矢理校内を引きずり回して2人きりになろうと必死になっていた
穂乃果の言動はイマイチ読めないがいつもの事なので気にしないでおいた
そして希も穂乃果に対抗するように昼休み、俺の元にすぐにやって来て3年生の教室に連れていこうとする
ある日は帰りに『パフェ食べへん?』と言い出した
もちろんその時は奢りました.....いや、奢らされました
『ウチも頑張らんとね』
希...何を頑張る気なんだ?
『ファイトだよっ!穂乃果!!』
穂乃果は何故意気込むのですか?
最近2人の間に火花が散っているような気がしてならない
喧嘩して解散になるようなことは起こさないでくれよ.....
そして9月の頭に差し掛かった頃
また1人、悩みを抱えた少女が動き出す
「...........」
違和感を感じたのは放課後の練習中。
1ヶ月後に控えた学園祭に向けて新曲のダンスをやっていた
絵里さんの手拍子に合わせてそれぞれのポジションを維持しつつ、指摘されたところはそれを意識しながら確実にこなす
「.........」
いつも早くダンスを自分のものにするのは絵里さん、海未、凛の3人
時間差で真姫と希が完成度を高める
穂乃果やことり、花陽、にこが遅れて上手になることは常日頃だった。
むしろ順番が変わることは一度も見たことない
だけど今回は違った
「凛、そこの振り付け違うわよ。右足を一歩前に出してから手を上に出すの。同じミスしてるわよ」
「にゃっ!?ご、ごめん.....」
......凛が珍しく失敗が多かった
いつもは
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