第24話 いざ!合宿へ!3日目
[13/20]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「希を.....離せ」
「いいから...てめぇは黙ってろよ!!そらよ!!」
ガスッ
「ぐっ!.....うぁ......」
腹を殴られその場にしゃがみこむ
「ほら立てよ笹倉〜。こっちはてめぇにムカつきっぱなしなんだよ.....死ぬ前に拳でたっぷり後悔させてやるよぉ!!」
「く...くっそーーーっ!」
俺は我武者羅に拳を向ける
だが所詮は素人の拳。向こうはかなり手馴れているみたいであっさりそれを避ける
「甘いんだよ......バーカ....」
バキッ
さらに腹に衝撃が加わり立つことさえ困難になる
「う.....あ.......」
だめだこのままじゃ希が危ない
「さっき海の家でお前らライブやってたろ?」
「......そ、それがどうした」
「ホントにあれでスクールアイドルなのかよ?笑わせんなよ。見てるこっちが恥ずかしいっつ〜の!」
「なん.....だと?」
それは本気で言ってるのか?
「あぁ?考えてみろよ。コイツらみたいなちんちくりんのダンスよりプロのアイドルのダンス見た方がいいに決まってるじゃねぇかよ。A-RISEだったらまだいいけどよ」
西井はけらけら笑いながらみんなの事を罵る
ふつふつと怒りのボルテージは上昇し、西井を睨みつける
「んだぁ?その目付きは。てめぇに何ができるってんだよ....あぁ!?」
ゴッ!!
「ぐっ.......は......」
「あの高校の生徒やってたんならわかるだろ?世の中全てが結果なんだよ!過程とか見向きもしない世の中なんだよ!俺は必死に努力した。趣味とか部活全てを犠牲にして勉強に必死になった!それでも結果が出なかった!そしたらよ、先生なんて言ったと思う?《お前真面目に大学行く気あんのか?》だってさ。大学行きたいに決まってるじゃねぇかよ!」
話の論点はμ'sから自分の事に変わっていた
その事を西井はわかっていない
「俺んちは昔から貧乏でよ。毎日3食食えないくらい貧乏だったんだよ....だから頭いい大学目指していい会社に入って助けたかったんだよ....それなのに!それを嘲笑うかのようにてめぇが現れた!勉強をロクにしてないようなお前が学年トップクラスなんて許せなかった!認めたくなかった!」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ