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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#10
闇夜の血闘 紅の魔術師VS幽血の統世王U 〜All Dead〜
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煌めいた。
(その時が! おまえの最後ッ!)
 シャナは左手を前に差しだし素早く貫突の構えを執ると、
渾身の力を込めて柄を起点に刀身を規則的に回転させた
螺旋の貫突をDIOに向けて射ち出した。
「りゃあああああああああああああああああッッ!!」
 紅い螺旋の炎刃が、周囲の空気を攪拌(かくはん)しながらDIOに迫る。
 目を慣らさせない為に斬撃技だけで連打を行っていたのは
全てこの一撃の為だった。
「無駄だああああああァァァァァッッ!!」
 DIOは凍った掌で真正面からその一撃を受け止める。
 弾丸のように回転しマズルフラッシュを放つ紅い刃が、
鋼鉄のような質感の手の肉を抉り、
やがて刃先が甲側から皮膚を突き破って飛び出した。
 DIOは空洞の開いた右手でそのまま刀身を掴む。
 贄殿遮那はそこで螺旋と前突の動きを封じられ停止した。 
(そんな事は予測の範囲内! どこだろうがおまえの身体に
“刀が触れていれば” ソレで構わないッ!)
 シャナは贄殿遮那の内部に宿っていた炎の塊を全て、
一気に圧縮してDIOの手の傷口から一斉に流し込んだ。
「はああああああああああッッ!!」 
 ギュァァッッグオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
 猛りと共に紅蓮の炎が、DIOの腕の中で激しく渦巻いて凍った皮膚と肉を引き裂き、
龍のように暴れ廻りながら腕を伝って胴体の方へと駆け昇っていく。
「弾けろッッ!!」
 シャナは先鋭に構えた指先でDIOを突き刺し、
凛々しい瞳でその悪魔の光彩を射抜いた。
「UREEEEEEEEEEYYYYYYYYYYYY!!!!」
 DIOは、腕を昇ってくる炎に向かって叫声をあげた。 
 だが、意外。
 絶望の表情を浮かべると思いきや、
DIOは口元をより邪悪に歪ませて(わら)った。
 まるで目の前の状況を愉しんでいるかのように。
「くだらんッッ!!  貧弱!!  貧弱!! 貧弱!! 貧弱!! 貧弱!! 貧弱!!
貧弱ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッ!!!!」
 その邪悪なる咆吼と同時に突如、贄殿遮那を掴んでいたDIOの手が蒼い光を放ち、
そこを起点に冷気が拡散してDIOの右腕全体をダイヤモンドのような輝度で
瞬く間に凍てつかせる。
 DIOの身体を狂暴な速度で駆け昇っていた紅蓮の炎渦は、
その蒼い冷気によって一瞬で凍りつき、刹那の形も(とど)めず粉微塵になって消し飛んだ。
 砕け散った炎の飛沫が、空間を靡き冷気の余波で吹き飛ばされる。
「う……そ……」
 想定外の事態に、余りにも平凡な言葉がシャナの口から漏れた。
 認識するには目の前の出来事はあまりに現実感がなく、
まるで夢を見ているようだった。
 シャナの鋭敏な頭脳により、綿密な計算と緻密な構
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