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能力者たちが事件を起こしたり解決したりするようです
第八話 霊遥葵さんの所の上司は話が長い
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っている男だと思う、我が社の有能な社員の霊遥葵雄大と連絡が通じない状況でね。』
「ハァ!?あの霊遥葵さんが...」
速水は驚嘆の声を上げる
『ああ、あの霊遥葵がだ、それほどの強敵に襲われている可能性がある、位置情報は把握している、君には救出を依頼したい。最悪のケースを想定し、そちらにもう一人送っている。…この街の闇医者をご存知かな?』
「えぇ、うちの部署も何度か助けられてますよ、吹河さんには言わないで下さいよ、吹河さんはあの人?嫌いですから」
『ふむ?そうなのか、まあそれはいいのだが、彼にも話は付けている。敵の方を何とかしてくれればいい、後は闇医者が勝手に回収してくれるだろう。一先ずはそういうことで頼んだよ、くれぐれも死なないでくれよ、吹河が怒った時は街が消える時だ』
不穏な言葉を残し、もう一度ハハハと高らかに笑い声をあげ、通話を切る
「さて星雅、行きますか、車は用意してある...とばすぞ」
「安全運転で頼みますよ、速水さんのいつもの感覚の速度で事故を起こしたら洒落にならないんですから」
「わかってるって!」
そう言って最早溜まり場と化している喫茶店を後にする、今更だが動物が入ってもいいのだろうか?
(まぁ、マルチだし大丈夫だろ...)
そう思い残しながら星雅も喫茶店を後にする
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