第二章
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いるふしがある」
「しかしハイドリヒ大将は」
「ナチスの総統を狙っている」
ヒトラーのだ。その座をだというのだ。
「総統閣下の後継者の地位をだ」
「あの方が総統になれば」
どうなるか。官僚は蒼白になりゲッペルスに答えた。
「あの、非常にです」
「わかるな。彼が総統になれば」
「相当な切れ者です」
誰もが認めることだった。ハイドリヒの鋭利な鋭さは。彼は恐ろしいまでに切れる頭脳の持ち主なのだ。
「辣腕家であります」
「我がナチスの裏の部分は彼が一人で創り上げたと言っていい」
「はい」
「彼は有能だ。悪魔的なまでにな」
あえてだ。ゲッペルスはハイドリヒをこう評した。
「しかしだ。彼はだ」
「その目的の為には手段を選びません」
「私も人のことは言えないだろうが好色だ」
このことでもだ。ハイドリヒは知られていた。
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