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第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#9
闇夜の血闘 紅の魔術師VS幽血の統世王 〜Darker Than Darkness〜
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止められはしたが、今度は冷気が躰に廻ってこない。
 これでようやく、こちらからも攻撃出来る。  
「おまえをッ! 討滅する!! 幽血の統世王ッッ!!」
 シャナは凛々しく激しい瞳で眼前のDIOを鋭く射抜いた。
 湧き上がる熱気と共にその全身が火の粉を撒く。
「フッ……」
 DIOは、精神の高揚で牙が飛び出した口元に笑みを浮かべると
大刀を掴んだ手を高速で振り払った。
 怪力によって飛ばされたシャナは、空中で軽やかに体を返し着地する。
「やあああああああぁぁぁぁぁッッッッッてみろおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
青ちょびた(ツラ)小娘(ガキ)があああああああああああぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」
 理性の仮面が完全に破壊され、この世のどんな暗黒よりもドス黒い
本性を剥き出しにした邪悪の化身。
 DIOは。
 凍りついた両腕を広げ、殺戮の歓喜に身を震わせながらシャナに向かって狂叫(さけ)んだ。


←To Be Continued……






『後書き』



はいどうもこんにちは。
本編そっちのけで最近ではこの「後書き」を書くのが楽しい作者です。
さて、内容的にはDIOサマの話をした方が良いのですが、
今回は敢えてストーリー作品に於ける『母親』というモノに
ついて考えてみましょう。

この『母親』という概念ほど、作者の力量の良し悪しが出るモノも珍しく
ほんの数ページ、或いは数コマでその存在と親子の関係性を
見事に描き切れる人もいれば、
10巻以上もダラダラ書き綴ってその繋がりが微塵も描写出来ない人もいます。
少なくとも「この親子良いな」という想いを読者に抱かせられなければ
そのストーリーは失敗です。
ジョジョについては今更ワタシが説明するまでもないのですが、
三部の『旅の目的』の核であるホリィさんは、序盤にちょこっと出るだけで
後は最後の方まで(4部以降はジョジョリオン(8部)になるまで)
殆ど出てきません。
にも関わらずアノ冷静沈着な承太郎が母親の事にかけては
冷静さを失って取り乱すというコトにより
「親子の関係性」が見事に描写され三部の旅の目的は
「世界を救うため」でも「DIOサマを斃すため」でもなく
『彼女を助ける旅』だというコトがハッキリするのです。
その上での26巻最後の話など正に圧巻の一言でしょう。
このように一番「感情移入」し易い「題材」だけに、
個々の作者の力量が如実に反映されるのです。

さて、というワケでお待たせしました。
(というかコレが楽しみなんでしょ? 今読んでる人・・・・('A`))
「もう片方の方」ですが、アレはハッキリ言って『母親』ではありませんネ。
母親とは“似て非なる存在”母親という皮を被った偽
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