第76話
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「か、課長!?」
「だ、大丈夫ですか………!?」
「し、心配ない……カスリ傷だ………!」
ロイドとエリィの心配に対してセルゲイは痛みに耐えながら答え
「し、しかし…………」
「止血しねぇとヤバイぞ!?」
セルゲイの足から流れ続けている血に気づいたロイドはセルゲイの答えに迷い、ランディは忠告した。
「!後方からもう一台車両が接近……!」
「そ、そんな………」
「このまま振り切るより迎撃した方がいいわね………」
「ええ……私もそう思うわ。」
「―――となると早速俺達の出番やな。レオ、いつでも戦えるように準備しとくか。」
「ああ。」
後ろから更に警備隊の車両が来たことに気づいたティオの忠告を聞いたエリィは不安そうな表情をし、レンとルフィナは厳しい表情をし、ゼノとレオニダスは互いに視線を交わした後戦闘準備に入ろうとした。
「課長……もう停車してください!早く止血しないと……!」
「いいからしっかり掴まっていろ………!お前ら若い連中の道を拓くのが俺達オヤジどもの役目だ……絶対に送り届けてやる………!」
そしてロイドの頼みに対してセルゲイは痛みに耐えながら必要なく、ロイド達を必ず送り届ける事を答えた。
「か、課長……」
「この隠れ熱血オヤジが………」
「さすがはガイお兄さんの上司を務めているだけはあるわね………」
セルゲイのかたくなな様子にロイドは驚き、ランディとレンは呆れた表情で呟いた。
「あ…………―――もう一台の車両は、新型車両ではありません!ノエルさんの警備隊車両です!」
「あ………」
一方後方から近づいて来る新たな警備隊の車両が操られた警備隊の車両ではなく、ノエルの警備隊車両である事に気づいたティオは明るい表情で答え、それを聞いたロイドは明るい表情で呆けた声を出した。ノエルが運転する車は一番近い新型車両に横から体当たりをして道路の段差も利用して転倒させて残り一台の新型車両に向かった。ノエルの車両が自分達にとって”敵”の車両である事に気づいた新型車両はノエルの車両にガトリングガンを連射したが、装甲車であるノエルの車両はビクともせず、新型車両に体当たりをして新型車両と互角の押し合いをしていた。
「ノエル曹長………!」
「来てくれたのね……!」
「さすが警備隊若手のホープだぜ……!」
予想外の応援の登場にロイド達が明るい表情をしていると車に備え付けてある無線に通信が入った。
「―――聞こえますか!ノエル・シーカーです!」
「ああ、聞こえている!」
「ソーニャの秘蔵っ子か………正直助かったぞ………!」
「ふふっ、どういたしまして。―――もう一台もこちらが
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