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剣(ブレイド)外伝-仮面ライダーギルティ-〜失格者の罪と罰〜
楽園に舞い降りた罪の怪物と罰の戦士その4
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だけど…俺、エレ姉ぇのこと、大好きだ!冗談でもなんでもない、本当の意味で愛してる!!」

「り、りん、くんっ…!!」

嘘偽りのない、栖貝鱗…齢12歳の幼い少年の一世一代の愛の告白にエレノアは視界がボヤけ、既に涙腺は決壊していた。

「あり、がとう…ありがとう…!!私も、私も好き…大好き…あなたのこと、本当に愛、して…うわぁああ!!あああぁああん!!わぁあああっ…!!」

「あぁ!あぁ…!!誰が何と言ったって構うもんか!エレ姉ぇには俺がずっといるから!!」

エレノアは小さな子供のように泣きじゃくりながら本物の子供である鱗の小さな身体を抱き締め、自分の本当の気持ちを伝え、二人の心は一つに繋がった…。

(青春だねぇ…)

その様子をヤシの木の後ろから覗いていた詠鶴は二人の恋の成就を純粋に喜んでいた。尚、モーレイアンデッド封印の後、自分の所属する組織に連絡を入れていたのだ…島村は既に全滅し、教会も戦闘で荒れに荒れてるため、行き場を失った二人が今後この島で暮らすのは過酷なことだ…よってこの二人を保護して此処よりも安全な場所で平和に暮らさせようと考えたからだ…。



一先ずの戦いは終わった。この世に蔓延り、存在だけでも許されない罪の象徴たるアンデッド達に罰を下すために詠鶴の、ギルティの戦いは続く、これはまだほんの序章に過ぎないのだから…。

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