第二章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
周りにいるアメリカ人達がだ。こう言うのだった。
「議会を開きです」
「そしてアメリカの優れたシステムをさらに取り入れましょう」
「そして顧問のさらなる受け入れです」
「それを行いましょう」
「そ、そうだな」
王はだ。彼等の言葉に玉座から応えた。見れば玉座はアメリカ人達に囲まれている。生粋のハワイ人達もいるがかなり少なくなっている。
そしてアメリカ人達がだ。王に口々に言うのだった。
「軍港も整えてです」
「そこにアメリカ軍を入れましょう」
「そうすればハワイはアメリカ軍が守ってくれるようになります」
「ハワイにとってもいいことです」
「いや、軍は」
ここでだ。若い王、アメリカの服を着ている王は微妙な顔になった。
そしてその顔でだ。アメリカ人達にこう言った。
「それはだ」
「それは?」
「それはといいますと」
「ハワイの軍で守るべきではないのか」
王としてだ。顧問の彼等にこう言ったのである。
「やはりな」
「いえ、ハワイ王国軍は少ないので」
「数が少ないです」
「しかも装備が弱いです」
「ですから止めましょう」
王の考えはだ。顧問達によって否定された。
「やはりアメリカ軍です」
「アメリカ軍は友人としてハワイ王国を守ります」
「ですからお任せ下さい」
「我が国に」
「わ、わかった」
戸惑いながらもだ。王は顧問達に答えた。そしてだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ