第111話
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なんて恐れ多いですよ。セリカ様の正妻はサティア様ですよ………」
2人の会話を聞いていたカーリアンは口元に笑みを浮かべ、リウイは表情を引き攣らせながら呟き、カーリアンの言葉を聞いたエクリアは苦笑したが
「だが、俺にとって君が一番目の”使徒”である事は変わりない。君は俺にとって永遠の”第一使徒”だよ、エクリア。」
「セリカ様……」
セリカの言葉を聞き、頬を赤らめて嬉しそうな表情でセリカを見つめた。
「さて、ロイドさん………私の可愛いエリィを穢した罪を償う覚悟はできましたか……!?」
「……………………」
「マ、マリアベルさん、落ち着いて下さい!それとラグタスも!」
そして怒りの表情で睨みながら近づいて来るマリアベルと膨大な怒気を纏い、黙って拳を構えているラグタスに睨まれたロイドは慌てながら諌めようとしたその時
「お二人とも。ロイドさんにお話があるので、少しよろしいでしょうか?」
イリーナがロイドに近づいて2人に言い
「………仕方ありませんわね。この中でロイドさんを裁く権利で最優先されるのはエリィの姉君である貴女なのですから。」
「い”っ!?」
イリーナの言葉を聞いたマリアベルは溜息を吐いた後、口元に笑みを浮かべてイリーナに言い、それを聞いたロイドは表情を引き攣らせた。
「フフ、別にそんなつもりはありませんよ。……ロイドさん。私はエリィとの恋仲を応援していますよ。」
「は、はい!ありがとうございます……!」
「お姉様………ありがとうございます………」
イリーナに微笑まれたロイドは姿勢を正し、エリィは微笑んでいたが
「―――ただし。エリィを泣かせたら覚悟してもらいますからね?エリィ以外の女性達と付き合うなとは言いませんが………もし、その事によってエリィを蔑ろにして悲しませたら、リウイ達にも頼んで貴方を破滅させるつもりですので、その時が来ないようにちゃんとエリィを愛してあげて下さい。できれば私もエリィの好きな人を不幸にしたくありませんので。」
「フフ、大丈夫ですよ、お姉様。ロイドは誠実な人ですから、そんな酷い事はしないに決まっています。……そうよね、ロイド?」
「は、はい…………!」
すざましい威圧感を纏ったイリーナとエリィに微笑まれ、ロイドは突如襲ってきた恐怖感に身体を震わせながら頷き
「……………………」
リウイはロイドを哀れそうに見つめ
「課長、俺は破滅する方に賭けます!つーか、破滅しろ!課長はどっちに賭けますか!?」
「クク、そうだな………さて、どっちに賭けるか迷う所だな……」
「そんな下らない話に乗らないで下さいよ、セルゲイさん………」
ランディは真剣な表情でセルゲイに尋ね、尋ねられたセル
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