TURN38
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たいやし……気付かなくて済まん……。
ラスシャラは勧誘しに来た時、マリーは捕虜で俺に会ってエイリスを倒す話をした時、シャルロットは元オフランス兵から凌辱から助けられた時らしい……いやほんまに済まん。そんな簡単にフラグが立つとは思わなかったんす。
「まぁお前の近況を聞くために呼んだわけじゃない」
そこで東郷長官は真面目な表情をする。
「最近、ソビエトが妙に活発を激しくしている」
「……開戦ですか?」
「それは分からん。だが、シベリア星域のソビエト艦隊が徐々に減少している」
「ドクツとソビエトが戦うと?」
「それなら分かるんだがな……ドクツの方もまだ戦闘をしていない」
「……確かに妙ですね」
……原作と離れた事でもあったんやろか……。
「そんなわけで新たに北方方面艦隊を設立する事が決定した」
「……まさかその司令長官に……」
「あぁ、お前にやらせる」
やっぱし……。
「南遣方面艦隊司令長官は祀梨ちゃんにやってもらう事になっている。祀梨ちゃんなら大丈夫だ」
「まぁ小澤少将なら問題はないですね」
「やってくれるか?」
「……自分は第四戦隊司令官で十分なんですけど、仕方ないですね」
俺は了承した。
「ありがとう狹霧。北方方面艦隊は約六個艦隊で編成されている。詳しい事は摩耶で聞けば分かる。既に各艦隊提督は招集してある」
「……用意周到ですね」
根回しはえぇよ東郷長官……。
「了解です。なら摩耶に向かいます」
「おぅ」
俺は東郷長官に敬礼をして海軍省を後にした。
「……それで艦隊提督がお前らかよ……」
「あれ? 文句ありそうな顔じゃないか雪風」
「いや、別に文句やないんやけどさ圭子さん」
艦隊提督は圭子さん、キャシー、ラスシャラ、マリー、長官付にシャルロット、そして陸軍から山下長官やった。
「というか山下長官は仕事大丈夫なんですか?」
「別に問題はない。むしろ早めに終わらしているんでな」
山下長官はそっけなさそうに言うけど、表情は嬉しそうやった。
「久しぶりだねユキカゼ」
「いや昨日おったやんかマリー」
マリーが後ろから抱きつく……あかん、貴女の双乳が当たってます。
「おいこらマリー。ユキカゼを困らせんな」
キャシーが助け船を出してマリーがプウッと頬を膨らませながら離れた……助かった。もうちょいで理性がぶちギレそうやった。
「まぁ取りあえずはまた宜しく頼むな。ソビエトの動向が怪しいからな」
『了解ッ!!』
俺の言葉に六人は俺に敬礼をした。
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