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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第56話:失敗は成功の元。でも失敗だと思わなければ成功へは辿り着けない。
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てる。
文句言ってきたら『俺をフクロにした代金だ。黙って支払え』と言って。
さて話を元に戻そう……
武器開発部が武器開発に行き詰まるのは当然の事。
ドワーフやモンスター等の知識を利用して、新たで画期的な武器を作り出すのは容易じゃない。
何よりあの部署のリーダーに問題があるのだ。
武器開発部は3人しか居ない。その中の一人、部長の“ガント・ウィンチェスト”が気位ばかり高い自信家なのだ。
全てにおいて自らの功績を主張しないと気が済まない性格……
いや、本人に功績があれば良いんだけども、他者からの提案や発想をも自分の手柄にしようとする人物なのだ。
一緒に仕事をしてて不愉快になる事間違いなしだ。
だからこそ何処の部署からも爪弾きに遇い窓際部署たる武器開発部に飛ばされたのだ。
そんな奴が居るからザイルさん達も、協力するのが嫌になったのだろう。
そして武器開発が暗礁に乗り上げた……
従ってレクルトが俺に泣き付きに来たのだ。
うむ、ここまでは俺の予定してた通り!
問題はこれからだ……上手くリュカさん等を誘導して、武器開発部に功績を与えなければならない。
そして俺も利益を得るのだ!
「一旦リュカさんに視察してもらおう」
「ええ、陛下に!? で、でも……あの状況を見せたら……」
俺自身は状況を見てないが、レクルトの困惑ぶりからすると、かなりの状況なのだろう。
レクルト君よ、そんなに慌てなくても良いのだよ。
今のところ俺の計画通りに物事が推移してるのだから……そしてこれからも俺の予定は狂わないだろう。
ウルフSIDE END
(グランバニア城・国王執務室)
ビアンカSIDE
「ビアンカ。ちょっと来て」
と、夫に声をかけられ、半ば強引に執務室へ連れ込まれた。
基本的に私は、あまり国政に関わらない様にしている。
リュカからはお金の事で相談される事が稀にあるので、財務省の手伝いっぽい事はしているが、王妃が国政を壟断しているなどと言われリュカの名声を傷付けたくないから。
それを理解してくれてるリュカも、私を政に引き込もうとはしない。
だからリュカの執務室へ入る事は稀なのだが、今は無理矢理連れ込まれている。
そして何をするのかと思ったら、突然私を執務机押し倒して
下着
(
パンツ
)
を剥ぎ取り、そこに顔を潜り込ませ堪能しだした……
相手は夫だし、私もイヤではないのだけど……
ここは執務室だし、リュカは仕事中だし、まだ真っ昼間だし、私の困惑は増すばかり。
今は、もしくは此処じゃダメだと告げようとした時、この部屋の扉をノックする音が聞こえてきた。
「今、忙しー」
「知るか馬鹿」
部屋の主は私の股間に顔を埋めたまま来客を拒絶したが、来客たるウルフ君は無視して入室。
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