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第三章
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だ。喘いでいた。
 まさに異様な光景だった。それを見てだった。看護士の一人が言った。
「妙なんですけれど」
「そう思うな」
「凄い痛そうで死にそうなのに」
「しかしだな」
「何か凄く気持ちよさそうですけれど」
 首を捻ってだ。この看護士は津上に言った。
「おかしなことですね」
「そうだな、まあとにかくだ」
「手術ですね」
「すぐに何とかしないと危うい」
 それでだと言ってだった。
「話はそれからだ」
「はい、手術をしてから」
 こう話してだった。すぐにだ。
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