第二章
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「じゃあ一体どうなるのか」
「わからないんですが」
看護士達は津上のその言葉に首を傾げさせる。しかしだ。
津上だけは確信していた。そのうえで彼は一仕事終えた後の一服のコーヒーを飲んでいた。そしてそのうえでだ。彼はその次の時を見据えていたのだった。
患者は退院した。やはりどうしてそこまでの怪我になったのかは誰に問われても何も言わなかった。警察に言うことを勧める者もいた。しかしだった。
彼女は頑として聞かずだ。警察等にも何も言わなかった。それでだ。
彼女は何も語らないまま退院し病院を後にした。それで話は終わった。
しかしそれからだ。一ヶ月してだった。
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