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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第三十九話 新たな戦いの序曲です。
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ヤー、ロイエンタール、ケンプ、そしてワーレン、ビッテンフェルトなども加わることとなった。軍上層部はここぞとばかりに日頃反動的な言動を持つ者を十把一絡げにして前線に送り出すつもりらしい。
そんな不遜なことをティアナは臆面もなくフィオーナにぶちまけた。
「そう言わないの。これまでだって私たちは前線で戦ってきたんだもの。今更でしょう?」
「そりゃそうだけれど、でもね〜。グリンメルスハウゼン爺様のことはアラサー・・・じゃなかった、アレーナさんからよく聞いているけれど、艦隊指揮となると別物じゃないの」
「そうかもしれないけれど、でも、たかが一介の少佐に過ぎない私たちには、どうしようもないもの」
ロイエンタール、ミッターマイヤーは中佐であり、ケンプ、ワーレン、ビッテンフェルトはこの当時は大佐であった。そういった青年将校からすれば、まして、艦隊司令官たちからすれば、まだまだ自分たちはひよっこ、卵の殻をお尻にくっつけたひよこにしかみられていないのだろうな、と暗澹たる気分になるのだった。
そのフィオーナ、ティアナはイゼルローン要塞憲兵部の任を解かれ、あらたにそれぞれの部署が決まっていた。人事発令を要塞内人事局佐官担当部から受け取った二人は自室に戻ってそれを開き・・・・しばし固まってしまった。
なんとフィオーナはグリンメルスハウゼン子爵艦隊の参謀になることになり、ティアナはロイエンタールの指揮する巡航艦の副長になるのだという。
「うわ・・・・」
ティアナはそう言ったきり絶句した。
「どうしたの?」
「だって、だって!あの、そのう・・・・」
まさかダンスパーティーの夜にキャッキャウフフ・・・・ではないにしてもそれなりに楽しく語らった相手が今度は上官になるのだ。もっともあの時も上官ではあったのだが。
「ロイエンタール元帥・・・じゃなかった、中佐なら大丈夫よ。とても有能な方だもの。なまじどこかの貴族の艦につくよりは良いと思うけれど」
そういう問題じゃないわフィオ!!とティアナは叫びたくなったが、我慢した。何故ならあのダンスパーティーでのことは親友にはまだ話していなかったのだから。
「それにしてもだいぶ原作とかい離したわね、ラインハルトは今回の戦いには参加しないし、グリンメルスハウゼン子爵艦隊にはラインハルト麾下になる予定の提督ばかり集まっているじゃない」
「昨日アレーナさんに連絡したら『ンなバカな。私じゃないわよ、そうしたのは』っておっしゃっていたけれどね」
「どうだか。そんなことわかるわけないじゃん」
ティアナが肩をすくめた。
「だいたいバーベッヒ侯爵討伐の時だって、しれっと『指揮官だぁれ?』なんて言ってた人だもの。お腹の底はどす黒い――」
『誰がどす黒いって?』
「ひゃあっ!
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