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フェアリーテイル〜貴方はどちらを選ぶ?〜
第2話【夢と魔法】
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『お父さん、今日もお仕事なの?』

『あぁ、だから・・・・自分の部屋に行きなさい。』

『.....はい。』



『どうしてお父さんは私と遊んでくれないの?』

『あら、・・・・。どうかしたの?』

『お母さん、私お父さんと遊びたかったから、お父さんの部屋に行ったの。でもやっぱりお仕事中で[自分の部屋に行きなさい。]って言われたの。』

『・・・・。』

『私、お父さんの邪魔なのかな?』

『そんなことないわ。私と遊びましょ?』

『うん!!』





ガバッ



?「夢?」



少女は起き上がり、辺りを見渡す。
どうやら、夢だったらしい。



?「あれは私の記憶?だとしたら、あれが私のお母さんとお父さんなの?.....でもシルエットだけで顔とかまったくみえなかった。」



少女がそう言うと、声が聞こえてきた。



ティア「あら、起きたの?」

?「ティア、おはよう!」

ティア「おはよう、よく寝れたかしら?」

?「うん、すごく眠れたよ!」



少女は笑顔で言いながら、ティアに言う。



ティア「そう言えば、貴方は魔法は使えますか?」

?「魔法?.....一応、星霊魔法を使えるよ!皆ね、優しくてとても心強い仲間達だよ!.....ってあれ、何で私、こんなこと言ってるの?」

ティア「多分、貴方の記憶が戻りかけているのかも知れませんね。」

?「記憶。」



少女は夢を見たことを思い出す。



ティア「一度、貴方の実力をみても良いですか?」

?「うん、わかった!」



ティアと少女は広い場所に移動して
戦闘体制に入る。



ティア「貴方からどうぞ!」

?「じゃ、いくよ!.....ってあれ、何て言ったら良いのか私、分かんない。」

ティア「目を閉じ、頭のなかに浮かんだ言葉を言えば星霊が呼び出せます。」

?「やってみる!」



少女は目を閉じ、意識を集中させた。



?(あれ、頭になんか言葉が.....浮かんでくる。もしかしてこの言葉を言えば良いのかな?)



少女は頭に浮かんだ言葉を言った。



?「開け、金牛宮の扉、タウロス!」

タウロス「お呼びですか?」

?「戦闘よ!」

タウロス「了解しました!」



タウロスはオノを持ち上げると、ティアに攻撃する。



ティア「水竜の咆哮!」

?「かわして!」

ティア「ならば、次は水竜の翼撃!」

?「それもかわして!」

ティア「かわしてばかりだと、いつまでたっても私に攻撃を当てることが出来ませんよ?」


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