第67話
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きたまえっ!私の孫娘達に一体何をするつもりかっ!」
その様子に気づいたヘンリーは警備隊員の前に一歩出て怒鳴った。
「し、市長……どうか落ち着いて!」
「危険です!お下がり下さい!」
マクダエル市長の行動に気づいた慌てはじめた職員達はマクダエル市長を諌め
「い、一体何があったんだ!?」
共和国派の議員は混乱していた。
「ぎ、議長……!ここは中に入った方が………」
「あ、ああ……(ば、馬鹿な………どうしてこんな事に………まさか………!?”彼”の仕業なのか!?)」
一方ハルトマン議長は帝国派議員の忠告に頷いた後心の中で現在の状況を起こした人物を思い浮かべ、信じられない表情をしていた。
〜中央広場〜
「はあはあ………」
「戻ってきたねー。」
中央広場に到着したロイドは息を切らせ、キーアは呑気に呟き
「でも、警備隊の姿は居なくなってるみたいです。」
「うまく撒けたって事か………」
「セルゲイさん………」
「……ああ。」
ティオとランディが安堵の溜息を吐いている中ある事を決めたダドリーと視線を交わして頷いたセルゲイはロイド達に驚愕の指示をした。
「―――よし。ここから先は別行動だ。お前達は東通りを抜けてクロスベル市から脱出しろ。」
「!?」
「セルゲイおじさん………」
「どうやら暴走してるのはベルガード門の警備隊のようだ。多分、ソーニャの部下達はアテに出来るだろう。街道に出たらタングラム門に連絡して車両で迎えに来てもらえ。」
「わ、わかりました……ですが課長たちは?」
「俺とダドリーは攪乱のためここに残る。連中の注意を引きつけてかき回してやるつもりだ。」
「そ、そんな………」
「おいおい、なに無茶言ってんだ!?」
セルゲイの話を聞いたロイドは信じられない表情をし、ランディは叫んだが
「フン、私達2人ならば攪乱してから撤退することなど造作もないことだ。グズグズするな!一刻の猶予もないのだぞ!」
「アーシア!俺達の代わりにロイド達の事を頼む!」
ダドリーは不敵な笑みを浮かべて説明した後、真剣な表情で指示をし、セルゲイはアーシアにロイド達の事を頼んだ。
「ダドリーさん………」
「―――わかりました。お二人とも女神の御加護を……!」
「………行きましょう!」
「かちょー!きをつけてねー!」
「ああ………!」
ロイド達は東通りに向かい、ロイド達と入れ違いに市庁舎方面以外から次々と装甲車が現れた後、装甲車の中から警備隊員達が現れ、セルゲイとダドリーを包囲した!
「―――ダドリー。一課のエースの実力、改めて見せてもら
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