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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-C古代遺失物管理部・機動六課〜Forward〜
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てる。事情はフェイトさん達から伺ってる。少数部族の出身だけど、竜使役の才能が凄まじい所為で里から追放されたって。その話を聞いた時は、どうして?としか考えられなくて、今でも理解できない。
(でもキャロは今、笑ってる。うん、だから良いと思う)
フェイトさん達との思い出を話してくれるキャロの声に耳を傾けて、相槌を繰り返す。時折ボクからも思い出を話して、「うん、そうだね♪」キャロも僕の話に相槌を打ってくれる。話しだしたらもう止まらない。次々溢れてくるフェイトさん達との思い出話に花を咲かせてる中・・・
「お待たせ〜♪って、あれ? エリオとキャロだけ? ティアは・・・?」
クラエッタ二士に呼ばれていたスバルさんが戻ってきた。僕とキャロしか残っていないことに疑問を抱いて、ティアさんがどこに行ったのか訊いてきた。
「ティアさんなら自主練習をすると言って先に行きましたよ」
「えっ、そうなの!? そっか、ありがと♪ あたしも先行くから、エリオとキャロも遅刻しないようにね!」
「「あ、はいっ!」」
スバルさんと手を振り合って一旦お別れ。それから思い出話を少しした後、時間的に見てそろそろ訓練服に着替えた方が良いって思って、「一旦中断しようか?」そう伺ってみると、「そうだね。また夜にでも♪」キャロは受け入れてくれた。僕たちも更衣室へ向かおうとした時、「あ・・・!」キャロが食堂入り口を見て声を上げた。そこに居たのは、銀色の髪と蒼と紅の光彩異色、そして赤い局制服を身に纏ってる男の人と、真っ白な髪、陸士隊制服と白衣を着た女の子。
「ルシ――じゃなくて、セインテスト調査官、アイリ♪ お疲れ様です!」
ルシルさんとアイリさんは、フェイトさん達と同じチーム海鳴のメンバーだ。そしてキャロを最初に保護してくれた恩人。ルシルさんは調査官という立場だから、親しいフェイトさん達にも素っ気ない態度を取らないといけないって悲しんでた。聞いてた通り優しい人だった。アイリさんはキャロの最初の友達で、この数日間の訓練で負った怪我をいつも治してもらってる。
「キャロ、それにエリオ! お疲れ様。もうお昼は済ませたの?」
「うん。エリオ君やスバルさん、ティアさんと一緒に頂きました♪」
「セインテスト調査官とアイリ医務官はこれからですか?」
「そうなの。ね? セインテスト調査官♪」
「ああ。そうだ。『昼食くらいはゆっくり食べたいものだよ。1日中デスクワークで肩も目も疲労が溜まってばかりだ』」
これまで黙ってたルシルさんは冷めた声色での口頭と、優しい声色の念話を使って答えた。調査官は出向先の部隊員との会話もある程度会話を記録しないといけないらしく、だから必要最低限の会話しかしない。だけど念話はその対象にならないってことで、ルシルさ
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