暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-C古代遺失物管理部・機動六課〜Forward〜
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に閉じこもるようになった。ルシルさんのことやその友達だって人のことも心の奥底に沈めて・・・、弱い自分のままで時間を過ごした・・・。だけど、あの日・・・あたしは出会った)

4年前の空港火災。あたしとお姉ちゃんは、お父さんの部隊に遊びに行くために利用した空港で起こった大規模な火災に巻き込まれた。空港だけじゃなくてその周辺の街一帯までもが廃棄されるようなものだった。お姉ちゃんと逸れて、あたしひとり彷徨っていたところで火災に巻き込まれて、とっても恐い思いをした。

(だけど、そんなあたしを助けてくれた人が居た・・・)

なのはさん――高町なのは一等空尉。初めて会ったのは小さかったからうろ覚えだけど、本局でのお花見。次はお母さんのお葬式。そして空港。助けてもらった時、最初はなのはさんだって判らなかった。記憶の奥底に沈めていたからってこともあるけど、何より成長してた姿だったし。
念のために検査することになって、搬送された病院でお父さんやお姉ちゃんと会って、そこでなのはさんやルシルさん達が救助や消火活動を懸命に頑張ってくれたおかげで、あたしやお姉ちゃんが助かったって聞いて、記憶の奥底に沈めてた思い出が一気に蘇ってきた。そして・・・。

(何も出来ない自分が嫌になった。優しさで支えるだけじゃダメなんだって。お母さんやお姉ちゃん、それになのはさんみたく、強さと優しさを兼ね備えた格好いい自分になろうって)

それまで基礎の下の下くらいしかやってなかったシューティングアーツをお姉ちゃんから本格的に教わって鍛えてもらって、それにそれまで一切触れてこなかった一生懸命魔法の勉強もして、陸士訓練校を無事に首席で卒業できた。卒業後は陸士部隊の災害救助担当に希望配属されて、日々訓練や任務に明け暮れてた。あれから2年。あたしは今、なのはさんの居る部隊に居る。

「あ、おはようございます!」

「おはよう、スバル。今日も元気いっぱいだね。じゃあ、訓練もビシバシ行くこうっかな♪」

あの日以来からの憧れだったなのはさんが隊長を務める分隊に所属することが出来るだけでも幸せなのに、教導官としてのなのはさんに毎日鍛えてもらえる。なのはさんや八神部隊長たちの力になる、って胸を張って言えるほど強くないけど、スカウトしてもらったことを後悔させないためにも・・・

「スバル・ナカジマ! 精一杯頑張ります!」

出来ることは確実に、出来ないことも出来るように全力全開で頑張る、うん。機動六課の隊員寮・女子階(3階建てで、女子隊員は3階の男子禁制)の共同洗面所でなのはさんと朝一で会えたことに喜んだ。今日は1日、良いことが起きそう。

†††Sideスバル⇒???†††

機動六課に転属になって数日。あたしティアナ・ランスターは、お兄ちゃんが生前、とってもすごいんだ、
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