【ハリー・ポッター】編
159 うっかりハグリッド
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も聴かせりゃねんねんころり≠諱v
(拙くないか…)
仙術と見聞色≠ナ辺りに誰も──クィレルとかクィレルとかクィレルとかが潜んでいないのを確認しながら、ハグリッドの口が滑り過ぎない様にするために、ハグリッドから俺の身体を死角にして杖を準備しておく。
「……このホグワーツでフラッフィーを飼ってるのだって、ダンブルドアがニコラス・フラメルから預かった、賢者の──ぐっ!?」
「ハグリッド、ストップ」
――“舌縛り(ラングロック)”
聊か口を滑らし過ぎたので、急いでハグリッドを某・≪半純血のプリンス≫さんが開発した魔法で口封じ(魔法)≠する。
いきなり喋れなくなったハグリッドは、一瞬だけ俺を睨め付けるが、次第に何を口走ろうとしていたか──何を口走っていたのかを思い出したのか、顔をマルフォイのように蒼白させる。
……ちなみに、≪半純血のプリンス≫さんの本はアニーに渡そうと思ってあったりなかったり部屋≠ナ呼び寄せた≠烽フだったが──実は“切り裂け(セクタムセンプラ)”以外にも幾つかの魔法が載っていた。
閑話休題。
「……危なかったわね」
「全くだよ…」
――“呪文よ終われ(フィニート・インカンターテム)”
アニーはハーマイオニーの焦り気味の声に賛同しながら舌縛り≠フ呪いを解く。……ハグリッドは最早土偶の様だ。
「一応調べたが──小屋の周りには怪しい人物は居ないよ」
「済まねぇ、助かった…」
ようやっとハグリッドから出てきたのは感謝の言葉──そして…
「重ね重ね済まねぇが、今日はもう三人とも帰ってくれ。……ダンブルドアとニコラス・フラメルが隠してるモンについては詮索するな──いいな?」
ハグリッドは忘れていたかの「ニコラス・フラメルについてもだ」──と、ぶっきらぼうに呟きながら俺達を小屋から追い出す。……自責からか、かたかた、震えているハグリッドの巨体が厭に印象的だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ハグリッドに小屋から追い出された俺、アニー、ハーマイオニーその足のまま──三人とも何も喋らず【レーベンスシュルト城】に来ていた。
「……取り敢えず、ハグリッドがうっかりこぼしてしまった情報から整理しましょう」
別荘≠ノ入って数秒。開口一番にハーマイオニーがそう口を開いた。……ハーマイオニーのその提案に諫言するところはないので、俺とアニーの二人はほぼ同時に頷く。
「そうだな、まず──あの三頭犬の名前はフラッフィー=B音楽で眠る。……そこら辺はギリシャ神話のケルベロスと一緒だな」
「そのフラッフィーは、ダンブルドアが
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