【ハリー・ポッター】編
159 うっかりハグリッド
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ハグリッドに某かの贈り物しよう≠ニ提案してみた。
……云うまでもなく、ケーキを作ったのはあったりなかったり部屋≠ナある。
閑話休題。
、……ちなみに、この1週間で初めて【レーベンスシュルト城】──アニー曰くの別荘≠ノ入ったハーマイオニーは暫く愕然としていた。……ハーマイオニーもまた時間を延ばす≠ニ云う発想には至らなかったらしい。
また閑話休題。
話の内容は、実は今まで殆ど話した事がなかった家族の事へと誘導していく。
最初はハグリッドにグロウプと云うまんま巨人の異父兄弟が居ると云う話にはじまり、アニーのダーズリー家でのちょっとした愚痴、ハーマイオニーの歯医者を営んでいる両親はホグワーツからの手紙が来たときは喜んでいたと云う話を聞いているうちに、俺の兄弟の話になる。
「ところでロンや、お前さんの兄さん達──ビル・ウィーズリーやチャーリー・ウィーズリーは元気にしてるか?」
「ああ。今日もルーマニアで楽しくドラゴンと戯れていることだろうね。……ビルも手紙を読む限り、エジプトで巧くやってるみたい」
俺もホグワーツに来てから──と云うよりは梟を持つようになってからビルやチャーリー──上の方の兄さん達とはちょくちょく手紙を交わし合う様になった。
ドラゴン好き≠ェ起因して、俺に対して感じるところがあるのかは判らないが、取り分けチャーリーとは仲が良かったりする。
ドライグを宿していて──更にはドライグと一緒に2回ほど転生している俺はドライグと共に肉体の分解≠ニ再構成≠行われていて、最早人型のドライグ≠ニも云ってもまったく差し支えがない。……氣なんかは、もう殆どドライグと同調している。
……なので血液などの体液はその組成こそ人間のそれ≠ナはあるが、魔力等の超常的なエネルギー──言い換えるとするなら、内包している神秘≠ヘ嘸やのものである。
「ドラゴンか…。……実は──ちゅーかもう言ったとは思うが、俺はドラゴンが飼いたくてな…」
「……でも、ドラゴンって、飼うのかなり難しいんじゃないの?」
(ナイスアシスト、アニー)
「そうそう、少なくとも巨大な変わった生き物≠飼った経験が必要だと思う」
心の中でアニーに礼を述べながら俺はハグリッドへと繋げる。
「それなら心配ありゃせん。……三頭犬を今も飼っちょるし、その辺りの経験に於いてはちぃとばっかし自信があるんだ」
「三頭犬──それってケルベロス=c? ……ハグリッド、ケルベロス≠ネんかホグワーツで飼ってたの?」
「ケルベロス≠ネんざぁ厳ついもんじゃねぇ。……俺のフラッフィーは音楽の一つで
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