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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#3
RED ZONE 〜封絶〜
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動きで相手の力さえも利用しつつ、
鋭敏な頭脳で緻密にコンビネーションを組み立てながら白銀の刃で
次々と相手を斬り捨てていくシャナ。
 一見地味だが完成されたその動きは、刹那の余韻すら残さず人形達を両断し、
物言わぬ(むくろ)へと化しめていく。
「ッはあぁぁぁッッ!!」 
 その姿、まさに鎧袖一触。  
 戦闘、と呼ぶにはあまりにも一方的過ぎる展開だった。
 瞬く間に紅蓮の炎で覆われた空間は、破壊されたスクラップと
切断されたジャンクの山で埋まっていく。
 承太郎とシャナ。
 たったの二つの存在によって、52体もいた人形は
出現してからたったの3分で「全滅」した。 
 最後に一つ、道路の真ん中に残っていた人形に向かって承太郎はスタンドを放った。
 回る首でしきりにおろおろとしていたが別にどうでもいい。
「ッッッッオラァァァァ――――――――――――ッッッッ!!!!」
 承太郎の身体からまるでカタパルトで射出されたように神速で飛び出した
スタープラチナが、その勢いとスピード、全体重を乗せた
オーバーハンド・ブローを人形の左胸に鋭く叩き込む。
 と、ほぼ同時に右胸から白銀に輝く刃が飛び出してきた。
 まるで榴弾の直撃でも喰らったかのように、人形の胸元がバックリと抉れて
全身が即座に爆散する。
 その、開けた視界で。
 碧と紅。
 二つの瞳が三度交差した。
 シャナの戦慄の大太刀、 “贄殿遮那” の切っ先は承太郎の喉元。
 承太郎の無双のスタンド、 『星の白金(スター・プラチナ)』 の右拳は
シャナの眉間の手前でそれぞれ停止している。
「……なんで、“いるの”……? 
確か、『ジョータロー』とか言ったわね? おまえ」
 双眸に灼熱の光を灯した紅髪の美少女が、その凛々しい視線を承太郎に向けた。
「やれやれ、そいつァこっちのセリフだぜ。
ウチのジジイと一緒に帰ったんじゃあねーのか?」
「異変を感じたから来たまでだ。よもや貴様が “封絶” に取り込まれているとは
想定していなかったがな…………息災だったのか?」
 銀鎖で繋がれたシャナの胸元のペンダント、アラストールがそれに応える。
「まぁ、な……だが敵の「本体」がどこにいるのかわからねー。
さっきから探しちゃあいるが、スタープラチナの「眼」と「耳」でも
みつからねーんだ」
 承太郎はシャナではなく胸元のアラストールに向けて言った。
「ウチのジジイの話じゃあスタンドは『一人一体』
それに『遠隔操作』のスタンドは “パワーが弱い” そうだが、
あんなフザけた人形がワラワラ出てくるようじゃあ、
どうやらデタラメだったらしーな。テキトーな事フカシやがって。
とうとう本格的にボケやがったか、あのクソジジイ」
 学帽の鍔で目元を覆いながら
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