暁 〜小説投稿サイト〜
孤立無援
1部分:第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
ョーンズとマニエルが続く。
「で。俺達の部隊は今何処だろうな」
「この辺りでまだ戦ってるだろ」
 そうなっているとだ。マニエルがジョーンズに話した。
「だから今から出て合流するか?」
「おい、この山の中を移動するのかよ」
 ここでだ。バーグマンがマニエルにこう言った。
「それはやばいだろ」
「まずいか?」
「ここはベトコンのアジトかも知れないんだぞ」
 だからだとだ。バーグマンは言うのだった。
「下手に動き回ったらベトコンが出て来るかな」
「ブービートラップだな」
 ベトコンの得意とする落とし穴や隠し矢だ。彼等はそうした罠を山のあちこちに隠してアメリカ軍を悩ましていたのだ。神出鬼没の彼等自身と共にだ。
 それでだ。バーグマンは言ったのである。
「だからだよ。下手に動き回ってもな」
「かえってやばいか」
「ああ、だから暫くはな」
 この洞穴にいるべきである、バーグマンはこう主張するのだった。
「そうした方がいいだろ」
「けれどそれでもだよ」
 どうかとだ。ここで言ったのはバルボンだった。彼はガムをくちゃくちゃさせながら言う。

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ