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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#2
VOODOO KINGDOM
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痣、ソレは愛娘であるホリィ、
そして孫の承太郎の首筋にも確かに刻まれていた。
 まるでその血統の「歴史」が象徴する、
数奇なる『運命』の「証」で在るかのように。
「だから、ソレが何の話かと訊いているんだぜ」
 少々苛立った口調で、ジョセフに問い(ただ)す無頼の貴公子。
「ワシの母にも聞いたのだが……幼い頃事故で死んだワシの「父」にも……
在ったそうだ……どうやら……ジョースターの「血統」の者には……
みな首筋にこの星形の「痣」が刻まれているらしい……」
 息を呑むジョセフのその顔に、いつのまにか汗が滲んでいた。
「そして……今まで気にもとめなかったこの「痣」こそが……
ワシ等のこれからの運命の「兆」なのじゃ……!」
「パパ!」
「テメー! いい加減に……ッ! 一体何が写ってるのか見せやがれ!!」
 隣で腰掛けているホリィが怯えるような真似をする祖父に苛立った承太郎は、
鋭い声でそう叫びその「写真」を毟り取る。
「!!」
 取り上げた、写真。
 その中に、映ったモノ。
 ソレ、は。


 
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!




 一人の、人間。
 背を向けたまま、鋭い視線でこちらを見る半裸の男。
 剥き出しの上半身の前で、その両腕を背徳の鉤十字のように交差させ、
そして開いた右手の指先を艶めかしく折り曲げている。
 そして片眼だけだが、射るなどという言葉ではとても足りない、
精神(こころ)どころか魂までもバラバラに引き裂かれるような、
この世のどんな暗黒よりもドス黒い邪悪なる眼光!
 そしてその瞳とは対照的に、長く美しい黄金の髪を背に携え、
まるで生きた芸術品のように輝きを放つ長身細身の躯は、
写真を持つ承太郎と同等かそれ以上に磨き抜かれている。
 そしてその “星形の痣が刻まれた” 白い首筋には、
悠麗な外見とはまた対照的に凄惨なる夥しい数の縫合痕があった。
「『DIO』ッッ!! ワシの「念写」には!
いつもいつもいつもッ! こいつだけが写る!
そして! ヤツの首筋の後ろに在るモノは………………ッ!」
 一瞬、頭の中が真っ白になり、ジョセフの声が遠くなる。
 承太郎のライトグリーンの瞳は、ある一点だけを釘づけにされたように凝視していた。
 DIOと呼ばれる男の首筋にある星形の 【痣】
 そのコトが指し示す意味!
 残酷なる「真実」が、同じ血統の者から煮え滾る怒りと共に噴出する。
「このクソッタレ野郎の首から下はッッ!!
ワシの祖父 『ジョナサン・ジョースター』 の肉体を
乗っ取ったものなのじゃあああああああああッッッッ!!!!」
「ッッ!!」
 魂の慟哭。
 突
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