第1章 情熱の体育祭
第21話『準備』
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かかどうかはわからないが、この技は汎用性が高そうだから是非とも使えるようになりたい…!
「うぉぉ!!」
俺は両足を踏ん張り、力を溜める。
ちなみに“力を溜める”という表現は、今となっては見に染みて感じることが出来る。
ホントに力が溢れてくる感じだもん…!
「チャンス!」
暁君が叫んだ。
フフフ、気づいていないな、俺の大技に。
為す術なく、吹き飛ばされるがいい!
「うおぉぉぉ・・・って、おぁ!?」
?? 何だ今の声は?
暁君…だよな。随分焦ってる…? というか驚いてる??
あぁ! 周りが見えなくて状況がわからん!!
・・・まぁ、とりあえず吹き飛ばす。
「!? ちょ、三浦、ストップ! ストーップ!!」
急に部長からストップがかけられる。
何だ? 暁君が焦ってるのに関係あるのかな?
でも大丈夫ですよ部長、手加減はするので。
まだ使ったことない技ですけど。
「いくぜ!!」
力を波の様に、円状に広げる感じで・・・解き放つ!!!
「ぶっ飛べ!!」
ブォォォォォオ!!!
轟音と共に暴風が吹き荒れた。目を瞑っていた俺でも分かるほど、凄い勢いだった。その轟音に混じって、部長と暁君の声が聞こえた気がするのだが…怪我はしてないよな…?
まぁでも、やろうと思えばぶっつけ本番でできるじゃねぇか! グッジョブ俺!
はは! やっぱり俺って凄いんじゃないの?!
ちょっと目を開けて見てみるか!
「──は??」
俺の目の前には、焼け野原となった裏庭がポツンと残っていた。
*
「ったく…だからストップって…」
「すいません…」
後で部長と暁君から状況を聞いた。
何でも、あの暁君の驚いた声は、暁君があの一瞬で炎が右手に出たからだそうだ。
そして当の本人は、「何で熱くないんだ?」などと呑気なことを考えていたせいで、俺の大技には気がつかなかったらしい。
そして俺が風放出、暁君の炎が風に乗る、後はその風が全方位に…。
ザッとこんな感じだ。
ちなみに今の裏庭の現状としては、戦闘時に俺が立っていた場所を中心に半径5mほどが黒焦げになっていた。そして、その範囲を出たところは無害。
よって後日、偶然通りかかった生徒にそれが見つかって、『体育祭前にUFO来日!?』などという、アホらしい新聞が貼り出されることになった。人が来にくいって言っても、絶対に来ない訳じゃないんだね、あの裏庭は。気をつけよう。
つか、まずミステリーサークルじゃねぇっつの!!
──とにもかくにも、暁君もようやく魔術を会得したようだった。
言うなれば、あのミ
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