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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第61話
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関係者を助けて話を聞くメリットはあるだろう?」

「フフ………あくまで対等な協力関係というわけか。―――いいだろう。この場は力を貸してやる。だが、足手まといになるようなら私は私で勝手にやらせてもらう。それでいいな?」

「ああ、構わない。」

銀の確認にロイドは頷き

「まったくもう……思い切りがいいというか。」

「こういう時のロイドさんは大胆過ぎますよね………」

「うふふ、こういう非常事態に瞬時に判断ができる証拠だからいいじゃない♪」

エリィとティオは呆れ、レンはからかいの表情で指摘した。



「ま、ウダウダ迷ってる場合じゃねえのも確かだしな。そんじゃあ、さっそく病院内の捜索を始めるかよ?」

「ああ、とにかく病院関係者の安全を確認していこう。ついでに話を聞けば何が起こったかわかるはずだ。」

「ええ………!」

「了解です。」

「わかったわ。」

ランディの言葉にロイド達はそれぞれ頷いて病院を見つめ

(セシル姉………どうか無事でいてくれ。絶対に……みんな助けてみせるから!)

ロイドは決意の表情で病院を見つめた後仲間達と共に探索を開始した――――





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