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リリなのinボクらの太陽サーガ
マーダラーサーチ
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事を心配してくれる小さくて可愛い相棒がいるからね」

「姉御……!」

「ちゃんと支えてくれるんでしょ、烈火の剣精? 頼りにしてるからね」

「あ……あたぼうよ! アタシに任せとけ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新暦67年9月22日、12時20分

管理局フェンサリル支部。

絶対兵士プログラムによって大勢の管理局員が精神崩壊、心停止などの重症を患った事で、今のフェンサリル支部は呻き声を上げたり苦痛を訴えたり、突然叫んだり暴れ出したりする局員で溢れていた。配属されていた数少ない治癒術師もドーラ司令官から彼らを早急に回復させるよう指示が出ており、管理局と聖王教会に所属している治癒術師や医者は寝る間も無い状態で特別治療室に駆り出されていた。

「あの時、プログラムからの解放がほんの少しでも遅かったら、私達もあんな風になってたと思うとゾッとするなぁ……」

ジャンゴ達との邂逅から数日経ったが、その間フェイトは複雑な気持ちで日々の業務に勤しんでいた。118部隊のように影響を受けながら回復できた者もいるにはいるが……そうでない者の方が圧倒的に多かった。修羅場同然の光景を傍らに、118部隊の面々は治療に当たっている者達の分も書類や資料の作成をしていたのだが、事務作業ばかりの日々にフェイトは焦燥感を抱き出していた。

「ジャンゴさん達が対処に動いてるとはいえ、こんな光景をずっと見てたらもどかしくもなるよ。…………やっぱり私も―――」

「ちょっと待て。彼らの言葉を忘れたのか、フェイト? 俺達が下手な動きをすれば、彼らの足かせになりかねない。今は耐える時なんだ」

「ッ……ですがアーネスト隊長、友達が必死に戦ってるのに私が何の協力もできないのはどうしても嫌なんです……!」

「俺達だって気持ちは同じだ。枷さえ無ければ俺達も彼らの協力をしていただろう。しかしそれは出来ない。理由はもうわかってるからあえて言わないが、そもそもこの惨状では人手が足りなさ過ぎて独自行動を取れる余裕が無い。ぶっちゃけ現状維持だけで手一杯だしな」

「それは……そうですけど……」

「やはり不服か?」

「……はい」

「ん〜わかった。そんなに組織の都合に振り回されるのが嫌なら、いっそのこと管理局を辞めてしまうかい?」

「え、えぇっ!?」

いきなりアーネストから極論をぶっちゃけられ、フェイトはたまらず仰天した。それを見て118部隊の面々が苦笑を漏らし、アーネストも肩の力が抜けた微笑みを浮かべる。

「冗談だよ。ファーヴニル事変の英雄の一人、エターナルブレイズが辞任なんてしたら、他の連中が頭を抱えてしまうさ」

「な、なんだ冗談ですか……。ビックリさせないで下さいよ……」

「悪い悪い
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