2部分:第二章
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こうまで言うのだった。
「絶対にです」
こう言ってだった。彼の即位さえ反対したのだった。しかしだ。
女帝はそのことを何とかする前に亡くなった。そしてだ。
遂にピョートルが即位した。ピョートル三世である。彼はだ。
誰もが予想した通りだ。即位してすぐにだった。
プロイセンと講和した。しかも彼等に一方的に有利な条件でだ。勝っている戦いをそうさせたのだ。
これにだ。誰もが呆れ果ててしまった。
「勝っている戦いを一方的に切ってか」
「しかも相手に有利な条件で講和するなどとは」
「オーストリアやフランスへの言い訳が大変だぞ」
「陛下はロシアをプロイセンの奴隷にするおつもりか」
「何を考えておられるのだ」
誰もがピョートルは愚行を犯していると考えた。しかしだ。
彼の行動はそれで終わらずだ。さらにだった。
軍服をプロイセン式のものにし敬礼等もそれにならわせた。そのうえだ。
プロイセンと講和しながら今度はデンマークとの戦争を考えた。しかも軍の給料は遅延した。理由は簡単で予算を回さなかったからだ。
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