第74話
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く感じるわ。………間違いなくいるわね。」
「エ、エルファティシアさん。こんな時に冗談はや、止めて下さいよ………」
エルファティシアの言葉を聞いたエリィは身体を震わせながら言ったが
「………申し訳ありませんが本当の事です。天使の血を引く私はそういう気配―――”魔”や”死者”の気配を感じやすいですし、エルフ族の血を引くセティ姉様やエルフのエルファティシアさんも”魔”や”死者”の気配を感じやすいんです。なんでしたらメヒーシャさんにも聞いてみたらどうですか?」
「…………(メ、メヒーシャ!どうなの!?)……………」
「………(ルファ姉、エリナの言っている事は本当なのか?)…………」
エリナの言葉を聞いた表情を青褪めさせながらメヒーシャに念話を送り、さらにロイドもルファディエルに念話を送った。
(間違いなくいるぞ。それも一体や二体どころか多くの死者の気配を感じるな。)
(エリナの言う通り、その遺跡からはとてつもない数の死者の気配を感じるわ。………後は”魔”の気配も感じるわね。)
「……………………」
「(そうか……………)………ルファ姉もエリナと同じ答えで、その遺跡に幽霊の気配を感じるって言ってた。」
そしてエリィはメヒーシャの答えを聞いて固まり、ロイドは真剣な表情で仲間達に伝えた。
「………天使のルファディエル姐さん達が言うなら本当のようだな………問題は幽霊に武器が通じるのかどうかだな。」
「あたしが警備隊と入った時はサブマシンガンやグレネード、勿論スタンハルバードも効きませんでした………ただ、何故か必殺技は効いたんです。」
ロイドの言葉を聞いたランディは考え込み、ノエルは疲れた表情で説明した後、不思議そうな表情で説明を続けた。
「霊体には物理攻撃は効かないからね〜。攻撃を通すにはあたしやエリナ、セティ姉さんが持っているような武器―――魔力や闘気がこもった武器でないと無理だよ。」
「―――となると武器での攻撃を主とする方々は必然と必殺技でなければ攻撃は通さないという事ですね。」
そしてシャマーラの説明を聞いたティオは静かな表情で言い
「後は霊体や不死者は総じて光と炎の魔術を弱点とし、逆に暗黒の魔術には強い耐性を持っているわ。こちらの世界の属性でいうと光は空、暗黒は時だから、時属性のアーツは止めた方がいいわ。」
「………なるほど、わかった。エリィ、今ならまだ間に合うけど………」
シャマーラ達の説明を聞いて頷いたロイドは表情を青褪めさせているエリィに視線を向けて言ったが
「し、心配は無用よ!私は光の魔術を使えるんだし、それにゆ、幽霊が弱点としている存在のメヒーシャだっているんだから大丈夫よ!」
エリィは身体を震わせ、
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