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破壊ノ魔王
一章
29
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街は浮いてるんだし


「さて、そろそろ時間か?試験官」

「ふぇ???」


なんとも情けない声をだすベテラン試験官


「あ、そ、そーっすねぇー…帰還準備を………」


もう顔真っ青だよ。大丈夫?
ぼくはだめだ。祭りだからって騒いで食べるんじゃなかった。もうやばい。やばい……


「ガキもヤバイ面してるし、急いで戻らねーとな」


ゼロは悪魔の笑みを浮かべた

もうほんと勘弁して。お願いだからゆっくり飛んで
そんなドリフトするみたいなターン要らないから
逆さまになって飛ぶとか嫌がらせでしかないから


あぁ

もう

ムリ………




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