第7話:墓地利用対決! 龍牙vs拓真っ!
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拓真の指示を聞いた《クロスファイア》は龍牙に近寄り口から炎を噴き出した
「一発逆転、大勝利!」
龍牙に勝利した拓真は前回モルトが言った台詞をそのまま使ったのであった。
「……すまん、負けてしまった」
時間は少し経過し、龍牙は先程拓真に負けたことをモルトとアイラの二人に謝っていた。
「気にすんなって!誰にだっけ負ける時があるんだからよ!」
「そうだよ!モルトなんか、しょっちゅう私に負けてるんだから!」
「いや、あれは単純にアイラのデッキがおかしいだけだからな」
「フッ、それも…そうだな…」
「二人共、なんか言った?」
「「いえ、何でもありません」」
「よろしい♪」
満面の笑みでアイラは龍牙とモルトの二人に背を向けてデュエマテーブルに向かった。
「なぁ、モルト」
「ん?何だ?龍牙」
「お前の彼女は怒ると怖いな」
「今更か!」
「あら、私の相手はあなた?」
「ご不満かも知れませんが、よろしくお願いします」
デュエマテーブルに着いたアイラは目の前にいる少年―――神原 拓真の双子の弟、神原 拓斗が自分の相手だとアイラはそう思った。
「…その口調……」
「何か、ご不満ですか?」
「……正直に言うわ。気持ち悪い」
「が、ガーン!」
アイラの直球発言に拓斗はショックを受けるのであった。
「き、気持ち悪いはないよ!アイラさん!」
「(あ、戻った)…いや、だって、私の知ってる拓斗はもっと、こー……暑苦しいイメージなんだもん」
「暑苦しいとは何だ!暑苦しいとは!」
「はいはい。それじゃ、まず、お互いにデッキを交換しよ」
「了解っす。アイラさん」
アイラの言葉を合図にお互いにデッキを交換し、シャッフルとカットを交互に繰り返してから持ち主に手渡し、シールド、手札の順にそれぞれ5枚ずつ準備をする。
その後、先攻後攻を決める為、ジャンケンを開始する。
「「ジャンケン…」」
「ポイ!」
「ほいっす!あ…」
結果はアイラがチョキ、拓斗がグーであった。
よって、先攻は拓斗から始まるが、
「ここはレディーファーストとして、アイラさん、先攻をどうぞ」
「お言葉に甘えて、そうするわ」
何と、拓斗がアイラに先攻を譲り、先攻はアイラから始まるのであった。
「なぁ、拓真」
「ん?どうした?勝」
「あの二人、気持ち悪くないか?」
「奇遇だな。俺も少しそう思っていた」
それを離れて見ていた勝と拓真の二人は小声でそんな会話をしていた。
「それじゃ、行きますよ〜」
「「デュエマ・スタート!!」」
そんなことを知らずに二人はデュエマを始めるのであっ
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