6部分:第六章
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。
その皐月の中にあるアスファルトのところに立って香を待つ。程なくしてだ。
その香が来た。彼女は亮太の姿を認めてまずはその垂れた目をしばたかせた。
それからだ。こう彼に言ったのである。
「貴方は」
「はい、手品師の河原崎です」
「そうですよね。河原崎さんですよね」
「そうです」
「どうしてここに?」
怪訝な顔でだ。良太に尋ねたのである。
「ここにおられるのですか?学校に入る許可は」
「得ています」
本当にそうした。その辺りは律儀な彼なのだ。
「ちゃんと」
「そうですか。それならいいですけれど」
「はい」
「けれどどうしたのですか?」
香はまた怪訝な顔で亮太に尋ねた。
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