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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
更識姉妹
第8話 オープン・ユア・ハート U
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「ところで白夜くん、転校生の話聞いた?」

白夜「転校生?いや、織斑先生から何も聞いてないけど……」

そこから話は所変わって転校生の話へと移り変わった。

「噂によると、中国の代表候補生なんだって」

中国の代表候補生?だとすると結構な数が出て来るが……特定は出来んな……

セシリア「白夜さん確か、ドイツとフランスとイギリス、そしてアメリカと中国と日本の代表候補生の名は頭に叩き込んであると仰ってましたが、白夜さんが知っていまして転校して来るような方は思い浮かびますか?」

白夜「居るには居る。けどあそこ(中国)の代表候補生は星の数ほどに居るからな。その中で一人を特定するのは不可能に近いな」

言った通りだが、これは嘘偽りのない事実だ……


マドカ「兄さんでも解らないとはな。けれど、どんな輩が来ようと兄さんに勝てる奴なんて居る筈がない」

箒「うむ、認めたくはないがその通りだ。セシリアを圧倒したのだからな、白夜が負けるとは到底思えん」

セシリア「そうですわね、不本意ながら認めざるを得ませんわ……」

まあセシリアの件は仕方なかったとはいえ、気の毒に思えるな……


「そうはともかく白夜くん、クラス対抗戦頑張ってね!」

「白夜くんが勝ったら、クラスのみんなが幸せになるんだから♪」

「今のところ一年で専用機を持ってるクラス代表って、ここ(一組)の白夜くんと四組の更識さんくらいだから、白夜くんなら絶対余裕だって」

「そうそう。もし白夜くんが勝てば、クラスのみんなが学食のデザートが半年間フリーパスだもんね〜♪」

やれやれ、持ち上げんのも大概にせんか……まあいい…簪は操縦の件でマドカ辺りから梃入れさせておくが…いざ本番となれば手加減する気なぞ__!

ーーーー

「その情報!もう古いわよ??」

『??』

何っ、あの声は……??

「二組も専用機持ちがクラス代表になったのよ!だから、そう簡単に優勝はさせないからね??」

チッ!中国の代表候補生とは聞いてたが、よりによってこいつがその転校生かよ!


セシリア「白夜さんどうなされましたか、そんなに驚いて?あの方は誰ですの?」

白夜「中国の国家代表候補生、凰 鈴音。パワータイプの第3世代ISを駆る奴だ」

鈴音「その通り!そんで今日は、一組のクラス代表に宣戦布告しに来たって訳よ??」

たくここ(IS学園)に来てからついてねぇ〜……篠ノ之はまだ解るがこいつじゃ更に心臓に悪くなるわ……

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