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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth24進撃の円卓に王たちは集う〜K?nige des Runden TischeS〜
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。詰んでしまいましたね、エテメンアンキ攻略・・・」
コルネリエ王女がお手上げとでも言うようについに円卓に突っ伏した。思いはみんな同じ。エテメンアンキは攻略が難しすぎる。記憶障害という制限が無ければ、ある程度無茶をすればエテメンアンキを瞬殺できるのにな。
今の私に出来る範囲でエテメンアンキ攻略を組み立ててみるか。攻略法を模索し始めた時、「ふむ。ここで一度休みを入れるのはどうか?」ダールグリュン帝からの提案。喋りっぱなし、考えっぱなし、だから良い案が出ない、とまぁこういう流れになって一度休みを取ることに。
「では皆さま方、この建物内でなら移動に制限はありませんから、どうぞ自由にお休みください」
リナルドがそう言うと、ドルテ王女、コルネリエ王女、アルフォンス王子は席を立ち、それぞれの騎士を引き連れ部屋を後にした。イクスヴェリアは若干速足で部屋を出て、王子であるヴィンツェンツが後を追いかけるように出て行った。で、ダールグリュン帝は椅子の上で足と腕を組んで黙考している。
「オーディン先生」
「お疲れ様です、オリヴィエ王女殿下。クラウスも」
「はい。・・・あ、オリヴィエ」
「ふふ、そうですね。オーディン先生。お部屋を用意させますね」
一体なにを言われているのか判らないため「何故です?」と尋ねる。すると「小さなお客様ももう夢の中ですし」オリヴィエが私に向き直って微笑んだ。彼女の視線は、私の肩に向けられていた。今になって気が付いたが、アギトもアイリも私の肩の上でスヤスヤ眠っていた。それだけじゃなくヴィータもウトウトし始めていて、シグナムに軽くもたれかかっている。
「外に控えている騎士に頼んで寝所を用意してもらいます。彼女たちはそこで休ませてあげてください」
「わざわざありがとうございます」
「いいえ。この程度、私たちが受けた恩に比べればまだまだです」
「それこそお気にならさないでいただければいいのですが・・・。でも今はお言葉に甘えます。シグナム。ヴィータを連れて来てくれ」
「はい」
起きていようと努力して唸るヴィータを抱え上げたシグナム。ダールグリュン帝を1人部屋に置いて、私たちは部屋を出た。
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