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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth24進撃の円卓に王たちは集う〜K?nige des Runden TischeS〜
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†††Sideヴィータ†††
オーディンとあたし、そんでシグナムとアギトとアイリは今、戦船に乗って聖王家っつう王族が治める国アウストラシアへ向かってる最中だ。あたしらグラオベン・オルデンに用意してもらった部屋で、あたしとシグナムはまぁ黙って座席に座って、のんびり空の旅を楽しんでる・・・かは別にして(窓が無ぇからつまらん)静かにしてる。だけど・・・「マイスターっ! エリーゼと口づけって何考えてるの!?」アギトがそりゃあもうさっきからカンカンだ。
(まぁあたしも驚いたけどさ)
エリーゼがあんな大胆に告白したり口づけしたり、本気でオーディンが好きなんだな。なんつうか、なんて言やあいいんだろ。エリーゼの事が羨ましい・・・? ああもうわけ解んねぇ。やめだ、こんな考えなんか。とりあえずオーディンに目をやる。
「いや、なんと言うかあれはだな・・・」
「むぅ〜、なんかすごいイライラするぅ〜・・・!」
「どうしたのアギトお姉ちゃん? なんでそんなに苛立ってるの?」
「解んないけど、なんかイライラするのっ!」
なぁアギトよ、嫉妬とかやきもちだよそりゃ。名づけの親、育ての親、自分を傷つけるだけだったイリュリアから救い出してくれた恩人。アギトにとってオーディンは親みたいなもんだしな。そんなオーディンがエリーゼに取られるのが不安なんだろ。
「落ち着こう、アギト。あれは――」
「マイスターはあたしのだもんっ。ヴァクストゥーム・フォルム!」
アギトが魔力消費の大きい形態、ヴァクストゥーム・フォルムになった。10歳くらいの人間大になったアギトを見たアイリが「なにそれっ!? なんで大きくなれるの!?」って興味津々。まぁ今のアギトがそれに応じるわけもなく「あたしもマイスターが大好きだぁぁあああ!」そう告白しながらオーディンに抱きついて、何考えてんのか口づけしようと顔を近づけた。けど、「ちょい待った!」オーディンはギリギリ顔を逸らして、口じゃなくて頬にアギトの口づけを受けた。
「待つんだアギトっ。さすがに看過できないからっ」
慌ててアギトを引き剥がすオーディン。けどアギトは言う事を聴かずに「い〜や〜だ〜!」ってまた抱きつこうとする。さすがにもう黙って見てるわけにはいかねぇか。オーディン、本気で困ってるし。あたしは立ち上って「その辺にしとけ、アギト」肩を掴んでオーディンから引き剥がす。
「離してよヴィータ!」
「アホか。よく考えろって。お前の大好きなオーディンを困らせていいのかよ?」
「う゛っ」
「ねぇねぇアギトお姉ちゃん、どうやって大きくなってるのっ?」
オーディンに「ごめんなさい」つってトボトボ席に戻るアギトに、アイリが何度も同じ質問をするって事で落ち着いた・・・のか?
(アギトが
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