番外 リオINフロニャルド編 その5
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訪ねる。
「うん?忍術の事?」
「はい」
「そうだね。アインハルトが望むなら」
「…是非」
「だけど、忍術は性質変化だけじゃない。分身系、結界忍術、時空間忍術と多岐に渡るから、全てを覚えるのはそれこそ年単位掛かるよ」
だから、今は一歩一歩進むしかないよとフェイトお姉ちゃんはまとめた。
次の日からは流の練習である模擬戦に加え、オーラのコントロールを正確にする修行も行っている。
森林部に出かけたかと思えば、その日ヴィヴィオ達は一日木登りをさせられていたらしい。
木登りといってもオーラを足の裏に集め、吸着し、歩くように上る修行。木登りの行だ。
あたしはそれを脇に見て、フェイトお姉ちゃんに御神流の修行を付けて貰っていた。
箱庭世界に閉じこもる事一週間。
今日は久しぶりにオフにしようと、箱庭内に流れる川にピクニックにやって来た。
箱庭に入るときに持ち込んだ荷物から水着を取り出して、水遊びだ。
水中で追いかけっこしたり、きれいな石を探したりして遊び、いつもの流れで水切り大会が開かれる。
ばしゃっと飛び散る水柱。
それを見て水上をとことこと歩いてくるフェイトお姉ちゃん。
「ど、どうやって歩いているんですか!?」
と、驚いて質問するヴィヴィオ。
「うん?これは足の裏からオーラを放出して反発で浮いているの。ヴィヴィオ達の次の修行だから、頑張れば出来るようになるよ」
「そ、そうですか…」
「それよりも、今の奴、纏をしてやってみるといいよ。念がどれ程の物か実感できると思うから」
「え?あ、はい」
ヴィヴィオ、コロナ、アインハルトさんは川の真ん中で横並びになると、纏でオーラをまとって水切りをする。
ザバンッ
「え?」
「うそっ」
「凄いですね…」
先ほどよりもすごい勢いで水柱があがり、跳ね上がった水が頬に当たって気持ちが良かった。
「次は流を使って攻防力を右手70まであげてやってみて」
「「「はいっ!」」」
今度はさらに遠くまで水柱が上がる。
「こんなに変わる物なんですね…」
「そうだね、アインハルトさん」
「うん、たしかに凄いね」
自分がやった事に驚いている三人。
「じゃ、次はリオだね。リオが本気でやったらどれくらいになるのか興味があるし」
と、ヴィヴィオがあたしに勧める。
「え?あたし、あたしかー」
リクエストに応えるべく河の中央へと移動する。
「ヴィヴィオ達は危ないから川を上がった方がいいかもよ?」
「え?そんななの?」
「多分…」
あたしの話を訝しがりながらも浮遊魔法で水面に浮上した。
「それじゃぁ…」
練で増幅した
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