番外 リオINフロニャルド編 その5
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っ!」
まずは様子見と空中回し蹴り。
「なんのっ!」
パラディオンを立ててあたしの回し蹴りを防御するシンクさん。
そのまま上体を屈めあたしの攻撃を受け流したパラディオンを回転させると今度は伸び上がり回転した反動も利用してあたしに叩きつける。
あたしは上体を捻り両手を地面につけるとそのままバク転するように後ろに回避する。
二回三回と後ろにバク転で距離を取りシンクさんを見ると背中に紋章を顕現させ、必殺技の用意だ。
「豪熱炎陣衝っ!」
突き出された右手からバスタークラスの口径の炎が放出されあたしに迫る。
や、やばいっ!
あたしはすばやく印を組む。
『火遁・豪火球の術』
口から大きな炎の玉を出し、シンクさんの紋章砲を裂いた。
【両者の炎による攻撃がぶつかっていますっ!この攻撃を制するのはどちらだ!?】
「うそっ!?口から火を吐いたっ!?ど、どうやって!?」
信じられない物を見たといった感じのシンクさん。
とは言え、今のあたしは火を吐いていて答える事は出来ない。
線での攻撃に点で迎え撃ったあたしの攻撃にシンクさんの炎陣衝はことごとく弾かれ、あたしに届く事は無い。
その内シンクさんの炎陣衝は収束する。
フゥゥーーーッ
それを見てあたしも終息させた。
「これは、本気モードで行かないと勝てないかもしれないっ」
なんて言った次の瞬間ピカっと光ったかと思うと少年だったはずのシンクさんが青年へと姿を変えていた。
「ヒーロータイム!」
周りは驚愕の絶叫を上げる中、大人モードはヴィヴィオやアインハルトさんで見慣れているあたしはそれほど外見での驚きは無い。
しかし…
「いくよっ!」
そう言ってパラディオンを振り回し攻めて来るシンクさんの攻撃は先ほどよりも強く、速い上に輝力が充実している。
全てのパラメーターにブーストされている感じだ。
「よっ…はっ!」
「うっ…くぅ…」
だんだんその重さに押されていくあたし。
『アクセルシューター』
「うわっ!…紋章砲?」
ソルが押されているあたしを気遣ってシューターを三つシンクさんに向かって射出した。
「ありがとうっ!ソルっ!」
『当然ですっ!』
と、今のうちに距離を取るとあたしは再び印を組む。
「雷遁・千鳥、ヴァージョン輝力っ!」
チッチッチッと帯電した電気が音を鳴らす。
「いいっ!?」
雷を四肢に纏ったあたしに驚きの声を上げるシンクさん。
【出たーーーっ!リオ選手の必殺技。千鳥だぁぁあぁぁぁっ!】
地面を蹴ると蹴った地面が焼け焦げている。
あたしの振りかぶった右手の一撃をパラディオンで弾
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