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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
更識姉妹
第7話 オープン・ユア・ハート T
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んな事までしてどうすんだよ?


白夜「どうせ他にも言う事があるのでは?」

楯無「なら聞くけど、虚ちゃんからどうやって連絡先を聞いたのよ?」

それじゃねぇよ聞きたいの……まあいい……

白夜「織斑先生からですよ。と言いますか、肝心の本題は?」

楯無「あっそれだった。実はね__」

白夜「妹さんの事じゃないんですか、さっき整備してるとこ見てたでしょ?」

楯無「やっぱり気付いてたの??」

当たり前だ!入り口んところでソワソワしながら見てたの見えてたっていうか気付いたんだぞ!もうちっとマシな隠れ方しろよ??


楯無「まあ白夜くんが睨んでる通りなんだけどね。実は簪ちゃん、結構暗くて引っ込み思案な子だからお友達は殆ど居ないの。
だから、白夜くんには簪ちゃんのお友達になって欲しいの。
お願い、この通り」

やっぱ睨んでた通りかもな……

白夜「念の為聞きますが、妹さんとは仲は良くないのですか?」

楯無「ええっ、お察しの通りよ。
実は簪ちゃんは小さい頃から私と比べられてたから、簪ちゃんが“私が妹に冷たい。”ってスッカリ誤解してるの。本来なら私から切り出すべきなんだけど、私からだとなんか言い辛いからその~……」

思った通りか……だかな…姉妹関係は自分達で解決して欲しいからな……

白夜「依頼の内容は解りました。ですが、姉妹の関係の修復は自分達でお願いしますよ?」

楯無「えっ??ちょっ__!」

白夜「依頼とはいえ、家族関係に対して干渉するのは俺個人としては出来ない領域です。
話し合いの場だけでも設けますから、関係修復はそちらでお願いします。良いですね?」

楯無「……、解ったわ。白夜くんがそう言うのなら、仕方ないわね」

決まりだな……
そういった感じで契約は成立。その後廊下で待ってた布仏さんによって、会長は泣きながらも連行されて行った。

____________________


白夜SIDE



翌日の放課後……

薫子「はいはーい」
本音「手伝いに来たよ〜〜」
「「……」」

昼のウチに新聞部の黛さんが整備科所属だと知って直談判してなんとか協力を得ることが出来た。
けど、何故のほほんさんがオマケに来たのかが理解出来ん……


白夜「今日は協力してくれて、ありがとうございます」

薫子「いいよいいよ別に。けどその代わりにデート一回ね?」

白夜「はい……」

まあ協力を得られたとはいえ、チョット妥協するとこもあったがこれは許容の範囲内だ……


本音「か〜んちゃん♪」

簪「本音、今日はゴメンね」

本音「何で謝るのさぁ。今日はかんちゃんの為に、いっぱい頑張るからね」

簪「ありがとう」


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