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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-B古代遺失物管理部・機動六課〜Our dream starts〜
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あはは。そうか、じゃあ俺も今の内にリインと呼んでおこうか」
そうゆうわけで、リインは「ルシル君」と、ルシル君は「リイン」と何度も見つめ合いながら呼び合う。2人と親しい人なら微笑ましいって眺めていられるんやろうけど、もし2人の関係を知らんかったらまるで恋人同士に見えるな。とにかく、なんや羨ましくなってきたから、「ルシル君♪」私も参加する。そんなところに、ビィー、とインターフォンが鳴った。
「はい、どうぞ〜!」
「「失礼します!」」
入室の許可を出すとドアがスライドして、「お! なのはちゃん、フェイトちゃん♪」六課の実働部隊である2分隊の隊長、なのはちゃんとフェイトちゃんが姿を見せてくれた。2人は教導隊の白制服と執務官の黒制服から陸士部隊の茶制服へとお着替え完了や。
「わぁ! お2人とも、そちらの制服もとってもお似合いで素敵です♪」
「にゃはは。ありがとう、リイン」
「ありがとう」
自分のデスクから私の肩にまで飛んで来たリインにお礼を言うたなのはちゃんとフェイトちゃんの視線が、リインのデスク側に立ってるルシル君に移った。私とリインもルシル君へと振り向く。
「君たちが同じ制服を着ていると、本当にようやくって感じがして気が引き締まるな。なのは、フェイト。1年間、はやての夢を支えてあげてほしい」
ルシル君はそう言うてお辞儀したことで、「え?」なのはちゃんとフェイトちゃんが目を丸くした。2人も調査官の立場云々の話は行ってるから、いつも通りのルシル君の態度に驚いたみたいやな。
「あ、えっと・・・」
「うんっ。もちろんだよ!」
困惑するフェイトちゃんと自然と応じるなのはちゃん。フェイトちゃんは「あれ? あれ? 調査官としての、っていうのは・・・?」小首を傾げるから、ついさっきまで恋人よろしくな名前の呼び合いをしてた私らは苦笑する。
「この部屋を出てから調査官モードになるよ。だから今は、友として普通に名前を呼ばせてくれ、なのは、フェイト」
「あ、あー、そういうことなんだ。うん、じゃあルシル」
「うん、了解、ルシル君。でも1年かぁ。セインテスト調査官って呼ばないといけないんだよね。結構長いよね」
「リイン達みんなは普段通りにファーストネームで呼び合うですけど、ルシル君だけセインテスト調査官って呼ばないといけないって思うと、少し悲しいです」
「ま、その辺りは慣れていってくれ」
他の部隊やと名前の後に役職とか階級を付けて呼ぶのが当たり前やけど、私らはこれまでの関係から名前だけで呼び合うことでもOKってことにした。その方が私ららしい部隊って感じがするからな。
「あ、そうだ、ルシル。キャロにはちゃんと調査官の立場とかの話をした? キャロ、ルシルにも会えることが楽しみみ
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