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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
更識姉妹
第6話 シスターズ
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白夜「日本の代表候補生でIS学園生徒会長の楯無さんの実の妹、更識 簪さん…だね?」

簪「うん。ゴメンね、驚かせるつもりはなかったんだけど__」

白夜「良いんだ別に、気にしてないから」

簪「そう、ありがとう……」

ハァ……全くな……
こんなんで驚くなんて本当に心臓に悪い。けどそんな事を言えばまた厄介になりそうだから敢えて言わないでおく……


白夜「ところで、ここで何してるの?織斑先生がここに誰か居るからって言われて来てみたけど?」

簪「そ…それは……」

ふ〜ん、悩んでるところで何か隠してるのは事実だな……

簪「その……えっと……」

ハァ……仕方ないか……

白夜「誰にも言わないって約束するよ。無論、あの織斑先生にも」

簪「えっ、本当に?」

白夜「当たり前だ。だから気にせず言ってごらん」

簪「じゃ…じゃあ……」

っという訳で、誰にも言わない事を条件に本人から事情を聞かせてもらった。

ーーーー

白夜「成る程、それはまた厄介な話だな……」

簪「うん……」

本人によると、なんでも自分の専用機の組み上げを行っていて、幾ら調整しても上手くいかないからこの時間に調整してるって話だった。

白夜「ならばその専用機を設計・開発したIS企業に頼めば良いんじゃ__」

簪「そうしたいのはやまやまだけど、そういう訳にもいかないの」

白夜「それは何故だ、一人じゃ何かと大変だろ?」

簪「……」

黙りって……ちょっと待てよ、まさか……?

白夜「確か……会長はISを一から組み上げたって話を聞いた事があるけど、もしや……」

簪「実は、そう……」

白夜「ハァ……」

溜息しか出ない。前に更識家当主がISを一から組み上げたって話は一度だけだが聞いた事があった。けど一からとなれば相当な知識が無ければ完成は不可能だが、本人がそれを実際にやってるとなると気が遠い……

簪「私もそれが出来たら、お姉ちゃんと肩を並べる事が出来る、お姉ちゃんみたいに強くなれると信じてるの。だから……」

白夜「そういう訳か……」

こりゃ複雑な家庭環境が絡んでるんだろうな……とはいえ、それにむざむざと干渉する訳にもいかんし……

白夜「けど一人でやってるとなれば、色々と問題にあたるんじゃない?
特に今も」

簪「それは…そうだけど……」

う〜ん……口を出すのはどうかと思うが…話を聞く以上放ってもおけんし……しゃあないか……


白夜「俺に手伝えることはあるかな、一人じゃ何かと大変だろ?」

簪「えっ?でも__」

白夜「迷惑なのは鼻から承知だ。けど、話を聞いたからには放っておく訳にもいかん。
それに、君はどうやら勘違いし
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